2006年12月26日火曜日

例外の例外によるパラドックス

「この世界に例外のない法則は存在しない」

私の知る限りの法則においてはその通りで、反論しようがありません。
ただこれを受け入れてしまうと、一つのパラドックスが生まれます。

「この世界に例外のない法則は存在しない、という法則に例外はあるか」

例外がなければ最初の法則が否定され、矛盾します。
例外があるとすると「例外のない法則」が存在することになり、やはり矛盾します。

このように否定したい事柄に自分自身が含まれているものを「自己言及のパラドックス」と言います。
類似例は、「クレタ人は嘘つきだとクレタ人が言う」など。


こういう事を考えるのが何かの役に立つのかと言われれば、多分役に立たない。
無駄に考え過ぎるのが悪い癖だと、たまに思う。

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