2007年1月31日水曜日

ひと休み

いいネタは思いつかないし、今は名古屋だし、料理頼んだら私だけ遅かったし、タクシー乗ったら明らかに遠回りだったし、「モーニングサービス!」の看板を見てみたら9:00~17:00までだったり、色々あったので今日は更新お休み。

名古屋は侮れないな。マジで。

2007年1月30日火曜日

猫にVista



「コレどういうつもり?こんなOS買う金があったら、プレミアムフードを五万円分買って来い、ボケ!」

2007年1月28日日曜日

ファンタジーアースZEROに見る戦術論

戦闘の極意は、「相手より多数の戦力で戦う」という事であり、ファンタジーアースでも例外ではない。
それを踏まえた上で最も有効な戦法は、各個撃破。

例えば、局地戦で5vs5の戦いになったとする。
馬鹿正直にそのまま戦うよりも、数的優位を故意に作り出した方が勝算が高い。
では、どうするのか。

・敵5人のうち後方2人を凍結させ、20秒間は5vs3で戦う。
・突出した敵をスタンで止め、5人分の攻撃力で即死させた後に5vs4の数的優位を確立する。

どちらも確実な方法なので、その局面では勝利を得られる可能性が高い。
つまり団体戦における戦闘とは「いかに攻撃力を集中できるポイントを作り出すか」が重要になる。


そういう意味では凍結させたまま放置しておくのが有効な時もあるわけだが、最近速攻でパリンパリン割られるのが悩み。
動かない標的だから攻撃したい気持ちはわかるんだけどね。

2007年1月27日土曜日

社内上司の憂鬱

「昔からのメル友がさ、何歳になったんだっけ?って聞いてきたわけさ。
普通に30って答えたら、それっきりメール来ないんだけど。
どうしたもんかね、あっはっは」


明日は我が身。

2007年1月26日金曜日

二番煎じ

最強の軍隊は?

アメリカ人の将軍
ドイツ人の参謀
日本人の兵隊

では最弱の軍隊は?

中国人の将軍
日本人の参謀
イタリアの兵隊


これもジョークの一つなので真面目に語るべき話でもないんですが、妙に納得してしまった。

確かに日本人は兵隊やらせたら恐ろしいほど真面目に戦いそうだし、参謀やらせたら恐ろしいほど緻密だがどうでもいい作戦を立てそうだ。

でもそれでいいんだろう。
何やっても完璧、とはいかないもの。

2007年1月25日木曜日

半分は納得した格言

・頭の良い怠け者は、司令官にせよ。
・頭の良い働き者は、参謀にせよ。
・頭の悪い怠け者は、連絡係にせよ。
・頭の悪い働き者は、銃殺にせよ。


ネット上で見かけた痛烈なジョークですが、これを解説すると次のようになるんだろう。

・その司令官なら、効率よく勝つ方法を取るだろう。
・その参謀なら、緻密に作戦を作るだろう。
・その連絡係なら、楽に仕事できる方法を考えるかもしれん。
・それ以外は、とりあえず邪魔すんなよ。

組織(会社等も含む)においては割と当てはまってて、思わず苦笑いしてしまう。
でもまー、実際には単純に銃殺してしまうより上手く使う方法を考えるのも、実は司令官の役目なんだよなぁ。
青臭い理想論かもしれませんが。

2007年1月24日水曜日

素晴らしき商品ども

エレキバン
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%94%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%A8%E3%83%AC%E3%82%AD%E3%83%90%E3%83%B3
ゲルマニウム(プチシ○マ 等)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0


どちらも「科学的な裏付けは皆無」という面で共通しており、「大衆を騙して金を巻き上げる」という点では最大公約数的な商品である。
しかもゲルマニウムに至っては、金額を大幅に吊り上げるというナメっぷり。

「信じてたら効く」というのは心理学のプラシーボ効果であり、それを狙って出しているなら他人のマワシで相撲を取ってる事と同義。
そんなものをエロ本の裏表紙で売ってるならまだしも、偉そうにCMまでやってるのを見ると滑稽ですらある。

2007年1月23日火曜日

独走

サイレント魔女リティ
http://musashi.nm.land.to/rity/

OSたん
http://www.nijiura.com/osh/


この才能がある限り、日本は追いつかれる心配はないだろうと感じる。
追ってくる相手が存在するのか、というのが気になる点ですが。

2007年1月22日月曜日

ファンタジーアースZERO あるある話

ファンタジーアースをやってると、一度は経験すること。


【エリアマップ】
・戦争に入れないから、チュートリアルで遊んだ気になる。
・戦争中の地域が0vs5で劣勢だったりすると、たまに見なかった事にする。
・街中よりエリアマップにいる時間の方が長い。

【街中】
・気に入った装備を見つけるが、装備レベルが遥かに上でガックリ。
・装備安いなーと順に見ていくが、どんどん暴力的に価格が跳ね上がりビビる。
・戦場だと走り回るくせに、街中だと移動がダルすぎて仕方がない。

【戦場】
・輸送ナイトをやるが、トレードボタンを押したはずなのに召喚解除。
・ミニマップ上では劣勢っぽいので援軍にいくが、マップが更新されていなかっただけで味方は全滅してた。
・報告してないせいでオベリスクを重複建築。
・軽い気持ちで奇襲にいく旨を報告したら、2~3人ついてきて後に引けなくなる。

【ソーサラー】
・ぴょん吉戦法で大魔法を狙うが、発動の瞬間に集中砲火で蜂の巣になる。
・凍結に成功したからゆっくり回復してると、凍結ストライクスマッシュを食らう。
・凍結に成功したからゆっくり回復してると、ハイドしてたスカウトからパニッシュ食らって即死。
・弓嫌いになる。


ウォーリアーとスカウトの分は、誰かにお任せします。

2007年1月21日日曜日

カマイタチの雑学

かまいたちについて、ちょっと調べてみた。
伝承と、科学の両面から紹介。


カマイタチ=鎌鼬 と書く。
窮奇(きゅうき)と書いてもカマイタチと読ませる事もあるようで、この場合は主に妖怪を指す。


【妖怪Version】
人間を切り裂いていく風の魔物。
三人組で行動し、一匹目が対象を転ばせ、二匹目が切り裂き、三匹目が薬をつけて痛みを消す。
切られたのに痛みが少ないのは、そのせいという。

結局何が目的なのかは不明。
多分、理由はないんだろう。妖怪だから。


【科学Version】
一般的に知られる「旋風や突風により真空が発生し、人体を切り裂く」というのは、科学的のようでまるで論拠がない。真空がぶつかれば切れる、ってのはどういう理屈だよ。

そもそも自然環境で真空を発生させるには、同一空間内の気圧差が極端に高くならないとダメで、そんな気圧差を生む旋風が向かってきたら、切れるどころか到達する前に空気圧で吹き飛ばされる。
暴風の代名詞であるハリケーンでも真空を作り出す気圧差を作れない、といえばイメージしやすいだろうか。

とはいえ実際に風が吹いたら身体が切れたって経験があるから伝承として残ってるわけで、そこを科学的に解体すると以下のようになるそうだ。

1.風により皮膚表面の温度と湿度が低下。
2.皮膚は湿度(潤い)が下がると変質しやすく、弾性を失い硬化する。
3.硬化した皮膚がちょっとした動作、温度差で割れる。

原理としては、冬場になると唇が乾燥して割れるのと同じってこと。



以上ですが、科学ってのはいつも納得させてくれるかわりに、代価として夢をぶち壊していくものだなと思う。
まぁそう思うのも、毎度の事ではあるけど。

2007年1月19日金曜日

蛇足

副流煙の雑学というか、オマケ。


【性質】
主流煙 → 酸性
副流煙 → アルカリ性

タバコの成分にはアンモニア(アルカリ性質)が含まれていて、副流煙では燃え残りやすい。
主流煙に比べて46倍の濃度があるから、そりゃアルカリ性だろう。
ちなみに副流煙を直接食らうと喫煙者でも鼻が痛くなるのは、このアンモニアがきつすぎるから。


【衣服への影響】
副流煙は主流煙より3.5倍ほどタールの含有量が高い。これも低温燃え残りのせい。
タールの性質にはコーティング効果があるため、主流煙より3倍以上も匂いがつきやすく、洗濯でも落ちにくい。



あー、本当にタバコってやつは・・・
とりあえずファブリーズ買ってきます。せめて。

2007年1月18日木曜日

お題:副流煙

※ネタが無かったので、知人からテーマを貰いました※



まず最初に。
私がタバコを吸うと知ってるくせに、こんなテーマを課す素敵知人の思考をトレース。

sagamiはタバコを吸う → だからブログの記事にはしないだろう → それなら無理矢理にでも有害さを自覚させてしまえ

この推測が当たってるかは不明ですが。
でも確かにタバコについて書く気はサラサラ無かったので、丁度いい機会として書いてみる事にする。


まず最初に、主流煙と副流煙について。

【主流煙】
喫煙者が吸う煙。吸う事でフィルターを通して口から肺へ。

【副流煙】
火種から自然燃焼で生まれる煙。灰皿に置いてると立ち上るアレ。

この二つがタバコより生まれる煙です。
そして主流煙より副流煙の方が害が大きい、というのは有名な話。

では何故、副流煙の方が害が大きいのか。
直感的に感じるのは「副流煙はフィルターを通してないから?」という事じゃないだろうか。
それも確かに間違いではないのですが、実はもっと根源的な話なのです。

タバコは吸う事で、火種が強く燃焼します。
強く燃焼するという事は、その分燃焼する際の温度が高くなります。
温度が高くなると、タバコ内に含まれる物質が効率よく燃えてくれます。
つまり有毒物質も効率よく燃えて別の物質に変わってくれるので、実効的な濃度が薄れるわけです。

翻って、吸わない状態の副流煙。
吸っていない状態に比べ、当然ながら低い温度で常時くすぶり続けます。
温度が低いという事は物質の燃え方がイマイチ。不完全燃焼、が一番近い表現でしょうか。
そうなると有毒物質もなかなか燃えてくれず、有毒物質のまま煙に乗せられてしまう。
これが「主流煙より副流煙の方が害が大きい」本当の理由ってわけ。


こんなもんで如何でしょうか。
ちなみにタバコの良し悪しは、吸ってる人間がグダグダ言っても説得力がない。
タバコを辞める気が無い私に出来る事は、分煙を守る事と、色々な配慮と、タバコをちゃんと消す事。
吸われてもいない副流煙なんて、それこそ無駄以外の何者でもない。

2007年1月17日水曜日

適当すぎたか・・・

コンピュータにはホスト名(hostname)があります。人間でいう名前。
サーバーにも、我々のPCにも、携帯にだってあります。コンピュータですから。

我々の業界では大体、サーバーのホスト名は発注したお客様側が決めます。金出してますから。
でもたまにですが、うちらSEが決めていいよって言われる事があります。
その場合はSE側で話し合いになるんですが・・・

私「サバ次郎とかでいいんじゃないすか?」

日本人かよとか、太郎はどうしたとか、ネーミングセンスがゼロだの、もの凄い突っ込まれた。
すげぇ愛されてるな私。部屋でひっそり泣こう。

2007年1月16日火曜日

今日食べたので、何となく

① 回遊
ウナギは海と川、両方を行き来する回遊魚です。
卵はグアム島近くで産み落とされ、稚魚が日本近郊に戻ってきて、以後5~10年は川で育ちます。
産卵時期になると、またグアム島近くの海まで・・・といったサイクルを送ります。


② 旬
日本には夏真っ盛りの時期に、「土用の丑の日」といってウナギを食べる習慣があります。
夏バテを高タンパクのウナギで乗り切ろう!というのが表向きの趣旨。
でも実はウナギの旬は冬で、夏は脂が乗り切らず味がイマイチなのだ。

では何故夏場にウナギかというと、ウナギが売れなくて困ってる店主に対して某有名な発明家が、
「夏にウナギが売れるような習慣を作ればいいじゃん」(意訳)
とアドバイスしたからという説がある。


③ やる時は、やる
人気がうなぎのぼり、という表現を一度は聞いた事があるはず。
この「うなぎのぼり」、実際ウナギは多少濡れてさえいれば崖すら登る事ができるから、比喩として使われている。
そんな頑張らなくても、という気がしないでもない。


④ 毒
ウナギは血液中に血清を持っていて、その血清中にはイクシオトキシンという毒が含まれており、結構な毒性がある。
目に入れば結膜炎、傷口から入れば皮膚炎、少し口に入っただけでも頭痛になる場合があるとか。
ただこの毒は熱に非常に弱く、焼くと毒性を失ってしまう。だからウナ重はあれほどおいしい。
無理矢理刺身にもできるそうだが、味が渋すぎて一般受けしないらしい。

ちなみにウナギは血液中だけでなく、体表にも粘性毒があります。ヌルヌルするアレです。
こっちはイクシオトキシンほど毒性は強くないのでビビる事はないのですが、怪我した手で捕まえようとすると間違いなく傷口が腫れるので、要注意。

2007年1月15日月曜日

ちょっと面倒臭い話

絶滅繋がりで、ついでに。


人類と他の生物を比較した場合、違う点は多々あります。
その中でも際立って違うのは、

「人類は自らの意思で絶滅できる力を持つ」

という点だろう。
そもそも絶滅という現象は、その種族全体が持つポテンシャルを超える力が作用しなければ発生しない。
前回記事で言うと、それぞれの絶滅原因は隕石であったり地殻変動(スーパープルーム)であったり、自然淘汰であったりするわけです。

通常ならば生物である限り、上記のルールは破れない。
人類も100年前まではそのルールに従ってました。
それをぶち破ってしまったのは、20世紀最大の発明と言われる原子力を手に入れたから。

原爆や水爆を例に出すまでもなく、核エネルギーの力というのは凄まじいの一言に尽きる。
そしてどう使うか以前の話として、それを手に入れてしまった時点で、人類は自分の中に自分自身を超えるポテンシャルを得たという事になる。

じゃあそんなの手放してしまえばいいじゃん、ってのは無茶というか不可能な話なわけで。
子供の頃は良かったと思っても、大人になれば小学校に戻れない。
それと同じで、結局は上手く付き合っていくしかないのかな、という気はする。

2007年1月14日日曜日

歴史の当事者

地球46億年の歴史において、生物の大量絶滅は6度あったとされる。


【先カンブリア紀】
約6億年前。原生生物のうち硬い骨格を持たない生物が絶滅。
三葉虫が繁栄。

【オルドヴィス紀】
4億3000万年前。三葉虫が半減。
代わりに甲冑魚が繁栄。

【デヴォン紀】
3億6000万年前。海洋系で大量絶滅。
甲冑魚が絶滅し、食物連鎖が一変。

【ペルム紀】
2億5000万年前。地球全体で大量絶滅。
海洋生物の95%以上、地上生物の90%以上が絶滅。

【三畳紀】
2億1000年前。爬虫類、両生類の大型種が絶滅。有名なアンモナイトも。
代わりに恐竜が繁栄。

【白亜紀】
6500万年前。恐竜の絶滅。
減少傾向のところに追い討ちで隕石が落ちた説が有力。


そして7度目は、実を言うと現在進行形らしい。あくまで学説の一つですが。
今生きてる我々にしてみれば、その実感なんて殆ど無い。
でもきっと、過去6度の主役達も同じように感じてたはずで。

視点をマクロにしてみないと分からない事って、色々あるよね。

2007年1月13日土曜日

上手くなりたい理由

猫を飼ってれば猫に。
馬に乗ってれば馬に。

言葉を持たない動物と触れ合う時、毎度思う事が、
「お前が話せたらなぁ」
って事で、ぶっちゃけ今日も乗ってて思ったわけですが。

まだまだ技術的に足りない所が山ほどあって、馬に負担かけてる場面が多すぎる。
それでも馬は何も言わずに黙々と走ってくれるから、余計に申し訳ない気持ちになって。


仮に奴らが喋れたとしたら、
「てめー曖昧な指示出してんじゃねーよハッキリしろよリズム乱れて重いんだよバランス崩れてるってマジ勘弁してくれ。あとニンジン持って来い」
とケチョンケチョンに言われるんだろう。まず間違いなく。

ちくしょー、もっと上手くなって楽にしてみせるからな!憶えてろ!

2007年1月12日金曜日

屁理屈と理屈と論理の狭間

※あくまで私見です※

屁理屈・・・感情が介在する問題で、感情を無視するもの。
理屈・・・感情が介在しない問題で、道理を無視しないもの。
論理・・・感情が介在するしないを判断し、現実的に筋道を立てるもの。


つまり、屁理屈と理屈の間には実質的に何か差があるわけではない。
問題において人間感情が重要であるか否かなのだ。
その事に気付かない時点で、屁理屈が論理の敷居を跨ぐ事は許されない。


そして上記三つを余裕で吹き飛ばすカードが、「理不尽」
このカードが切られたら笑うしかない。色んな意味で。

2007年1月10日水曜日

何気なく使ってる記号

加減乗除の演算子。
それぞれ+、-、×、÷が記号として用いられるが、その起源はというと以下の通り。

+・・・ラテン語の「et」の変形
-・・・minusの頭文字「m」の変形
×・・・分数の計算方法に由来
÷・・・分数そのものの姿(分子と分母)

※それぞれ最も有力だと言われるものです。別の起源説もあります※


+について。
ラテン語の「et」の意味は、今でいう「and」に相当します。
4 and 7 equal 11
というわけ。

-について。
minusはそのまま「引く」という意味のマイナスです。
走り書きの筆記体としてmを書くと、限りなく-に近くなるから。

×について。
分数の足し算をする場合、分子側の計算は相手の分母に掛け合わせます。
例えば、
1/2+3/4
の場合は1と4、2と3を掛けてそれぞれ4と6。
その計算方法は×の記号にそっくりだから。

÷について。
これはもう見たままですね。真ん中の棒線を境に、上が分子で下が分母。



ちなみに四つとも、使われ始めたのは16~17世紀のようです。
紀元前から使ってそうなイメージだったけど、ちょっと意外。

2007年1月9日火曜日

【解説】不完全性定理への挑戦

あまり面白くない話かもしれません、と先にお断りを。
『不完全性定理』について分かりやすく書いてあるサイトがなかったので、ちょっと挑戦してみようと思う。



主に数学で扱われる基礎定理で重要なのが、『不完全性定理』と呼ばれるものです。
その内容は二つ。

【第一の定理】
自然数論を含む帰納的に記述できる公理系が、ω無矛盾であれば、証明も反証もできない命題が存在する。

【第二の定理】
自然数論を含む帰納的に記述できる公理系が、無矛盾であれば、自身の無矛盾性を証明できない。



・・・分かり辛さ120%の書き方と言うしかない。数学はいつもこうだ。
なので、もう少し文学的に分解してみる。

過去に書いた、自己言及のパラドックスを例に考えてみよう。
「クレタ人は嘘つきだとクレタ人が言う」場合。

参考:http://arx8.blogspot.com/2006/12/blog-post_26.html

【第一の定理】
自然数論を含む帰納的に記述できる公理系が → クレタ人は嘘つきだ
ω無矛盾であれば → という事をクレタ人が言った場合、それを認めてしまうと、
証明も反証もできない命題が存在する。 → クレタ人が本当に嘘つきかどうか分からない事になる。

【第二の定理】
自然数論を含む帰納的に記述できる公理系が → クレタ人は嘘つきだとクレタ人が言う
無矛盾であれば、 → という事に矛盾が無いとすると、
自身の無矛盾性を証明できない。 → なぜ矛盾が無いのかは説明できない。



・・・なんだか分かり易くなったような、そうでもないような。
もっと簡単に言ってみよう。

【第一の定理】
チェスが自然法則に適した正当なルールなのかは、誰にもわからない。

【第二の定理】
チェスのルールが正当なものだとしたら、なぜ正当なのか説明しようがない。


・・・よし、少し分かり易くなった気がする。
更に一言で言えば、「ルールが正しい事を、そのルール内で説明するのは無理」ということだな。
ポーンは一マスしか進めないとか、ナイトは八方向に進めるとか、そんなのは人間が作ったルールだ。
作った本人でさえ「ルールだから」としか言えないのに、チェスの駒に聞いても尚更分かるわけがない。




という感じですが、どうでしょうか。
やっぱり分かりづらいかなぁ?

2007年1月7日日曜日

お題:血液型占い

※ネタが無かったので、知人からテーマを貰いました※



世界中でもアジア圏、というか日本でしか市民権を持たない血液型占い。
これについて真面目に討論すると、まず喧嘩になります。なぜなら、

① 血液型と性格についての因果関係は科学的に立証できない。
② また、因果関係が無いという事も立証できない。

つまり禅問答になるからです。
とはいえ世間的に「少なからず当たってる」という現象が起きている為、占いや性格診断として最低限の市民権が得られてるわけで。
ちょっとこの現象ついて科学的に解釈を伸ばしてみようと思う。

「少なからず当たってる」現象が引き起こされる原因としては、以下の三つのどれか或いは複合としての現象で説明ができる。

1.確証バイアス
2.バーナム効果
3.予言の自己成就現象


まず1について。
確証バイアスとは、「自分に都合のいい情報のみを集め、先入観を補強する現象」です。
例えば、10人のA型を集めてそのうち6人が性格判断通り几帳面だったとする。
その時は6人だと分かっていても、時間が経てば経つほどその意識は薄れ、「A型を集めたら几帳面が多かった」という印象になります。
そうすると「A型は几帳面という性格判断は適合している」と感じるわけです。
この場合、当初いた4人の几帳面ではなかった人は例外として抹消されてしまうのがポイント。

次に2について。
「誰にでも当てはまるような曖昧な情報を与え、少しでも適合した場合にそれが全面的に当てはまる正確なものだと感じる現象」をバーナム効果と言います。
巷に溢れる占い関連も、大体これが多いようです。
10個上げられた占い結果で5個が当たっていた場合、「当たってる」と感じてしまう。
でもそれって、本当に当たってると言えるのか?打率5割だぞ?

最期に3について。
A型は几帳面、O型は大雑把なんて情報を長期間与えられ続けたら、
・あぁ俺A型だから几帳面にしないと。
・私O型だから片付けられないのも仕方ない。
とか、自分を作ってしまいがちなのが人間心理というもので。
「予言を受け取った者が、その予言通りの行動を取る事で、結果として予言が的中する」ものを予言の自己成就現象と呼びます。
お前は勇者だ、勇者は竜王を倒すものだと言われたら、そりゃ倒しますって。


この三つが頑強な地盤を作っている為、世にいう脅威の的中率が血液型占いにはあるわけです。
理由はどうあれ、当たってるならそれでいいか・・・という気がしないでもない。起因が血液型ではないにしろ。




そして、合コンなどでこの話を真面目に言うとドン引かれる可能性が大。
空気を読んで話に乗っておくが吉。

2007年1月6日土曜日

成功したと思ったら失敗だった

やべぇ日記書いてないと気付いたのが23時で、突然思いついたのが自分企画。

『1時間でショートストーリーを書いてみよう』

楽しんで頂けるレベルのものが書けたかという点では、激しく自信がないところですが。




というか、30秒間に合ってないじゃん!
結局日記に穴空けちゃったぞ。うむむむむ。

2007年1月5日金曜日

ショートショート

「知ってる?猫って10年生きると何か降りてくるんだってー」
弁当をつつきながら、向かいに座る亜紀が言った。
ありがちな三文話だなぁと思いつつ、舞子は乗ってみる。
「あぁ、なんか猫又とかになるらしいね」
「そうそう。でね、全部が全部じゃないらしいよ。なんでだろ?」
「猫にも都合があるからじゃない?」
冗談めかして、舞子は笑った。ふと家で待っているであろう猫の姿を思い出す。
不意に、何か気付いたような顔になった亜紀が続ける。
「あ、そっか。10歳以上の猫って世界に一杯いるよね。それに全部降りれるわけないから、猫の都合っていうより降りる側の都合?」
「その降りるっていう表現が、あたしにはイマイチわかんないんだけど」
んー、と亜紀が少し考える仕草をした。
「こう、空いたコップみたいな?10歳になるとジュースが入れられますよー的な?」
「いつもの事だけど、亜紀の例え話って分かりづらいよ」
あははは、と二人は笑い合った。
「でさー、この話聞いた人に確かめる方法ってのも聞いたんだ-。ポンポンポンって猫の頭を叩いた後、目の前で指を鳴らすんだって」
「どうなるの?」
「さぁー?降りてればすぐ分かるって言われた。喋ったりするのかなぁ」
「亜紀ん家って、猫いたよね。あれ10歳だったっけ」
「うちの子はダメだったよー。全然普段と変わんない」
やっぱデマなのかなー、と亜紀は独り言のように呟く。
そりゃそうだろうと舞子は思う。現実はそんなに夢物語ではない。
「話としては面白いんだけどね。あ、そろそろ昼休み終わりそう」
時計を確認して、二人は弁当を片付け始めた。


授業が終わり、放課後。
家の玄関を開けると、いつものように飼い猫が迎えにきていた。
「ただいま」
軽く挨拶を済ませ、リビングへ。
両親はいつものようにいない。仕事から帰るのはもう少し後だろう。
「三回叩いて、パチンか」
足元に絡む猫を見てると、昼休みの亜紀の言葉を思い出す。
現実的な舞子は、全くといって信じていなかった。この手の話は世間には一山いくらで存在している。
とはいえ誰もいない、猫と二人だけになると、ちょっとやってみていいかなという気にもなった。

猫は気ままで、何を考えてるのかわからない。
いきなり走り出したり、ぼーっと何もない空間を見てたり、人の睡眠を邪魔したり。
もし喋れるようになったら、その理由を聞いたりできると面白いなと思う。
そう考えているうち、気持ちがムクムクと大きくなった。
やってみよう。
「三回叩いて、パチンね」
ポンポンポン、パチン。
やられた方の猫は、素っ頓狂な顔で座っている。人間だったら小首を傾げているといったところだろうか。
そのまましばらくじっと見つめあっていたが、何か変わったようなところは無い。
「ま、そうだよねぇ」
私何してるんだろう、と舞子は急に馬鹿らしくなった。そんな訳あるはずがない。
自虐的に笑っていると、猫がふっと視線を逸らし、虚空を見つめる。
そして、言った。

「また来たのか。この子は俺の獲物だ。さっさと帰れ、死神」

2007年1月4日木曜日

暦にも歴史あり

では先日から引き続き、月暦について。
月暦には、色々と雑学があります。


① 語源

1月・・・January → Janus(時の神・ヤヌス)
2月・・・February → Febris(ラテン語・熱)
3月・・・March → Marz(軍神・マルス)
4月・・・April → Apru(美の神・アフロディーテ)
5月・・・May → Maia(豊穣の神・マイヤ)
6月・・・June → Juning(ローマ女神・ジュノー)
7月・・・July → Julius(ユリウス・カエサル)
8月・・・August → Augustus(ローマ皇帝・アウグストゥス)
9月・・・September → Septem(ラテン語・第7の)
10月・・・October → Octo(ラテン語・第8の)
11月・・・November → Novem(ラテン語・第9の)
12月・・・December → Decem(ラテン語・第10の)

よく見ると、食い違うところがあるというのが分かります。
12月が第10?


② 一年の周期

上記の月暦の原型が出来た古代ローマ時代、一年は10ヶ月でした。
今の3月から12月まで。
なので、そこから数えると12月は第10番目の月だという事です。

1月と2月は、グレゴリオ暦で12ヶ月にする時に追加されたものです。


③ 差し替え

大体において語源は神々の名から取られてますが、7月と8月は歴史上の人物の名前です。
7月はユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)
8月は初代ローマ皇帝、アウグストゥス

それぞれ二人の誕生日が7月と8月に相当する月だったため、強権力を持ってた二人は、
「俺って神レベルに偉大だから、差し替えちまおうぜ!」(意訳)
と強引に名前を差し替えてしまいました。


④ 月の日数

1月・・・31日
2月・・・28日
3月・・・31日
4月・・・30日
5月・・・31日
6月・・・30日
7月・・・31日
8月・・・31日
9月・・・30日
10月・・・31日
11月・・・30日
12月・・・31日

パターン的に、31日と30日が交互に来るように作られています。
パターンから外れるのは、2月と8月。
8月とは、前述の通り皇帝アウグストゥス。

「偉大な俺の月が、日数少ない月なんておかしくね?」(意訳)
というわけで、最終月の2月から1日パクってきたせい。
皇帝万歳。

2007年1月3日水曜日

重なり過ぎ

ゴロンゴロンし過ぎて、イケナイ気持ちすら起こる新年早々。自堕落。
書きたいネタはそれなりに充電できましたが、とりあえず先送りにして今日は雑学でも。


単一は、シングル。
二重は、ダブル。
三重は、トリプル。

では次の四重は?
四重まで答えられる人がそれなりにいそうですが、五重以後を普通に答えられる人はなかなか居ないかもしれません。
改めて、単一から十重まで。
あ、ちなみに十重は「とえ」です。変換もできます。

単一・・・シングル
二重・・・ダブル
三重・・・トリプル
四重・・・クアドロプル
五重・・・クインタプル
六重・・・セクスタプル
七重・・・セプタプル
八重・・・オクタプル
九重・・・ノナプル
十重・・・ディカプル

八重あたりは結構簡単に覚えられそうですね。
オクタプル=オクトパス=タコ=タコ足は八本。

実は、国が違い言葉は違っても、五重以降は大きく変わらなかったりします。
その理由は、語源をラテン語から取ってるから。
クイン、セクス、セプタ、オクタなどはラテン語の5~8の意味。

そしてこれを見て、「あ、何か英語の月暦に似てね?」と思った人は鋭い。
その辺りはまた後日に解説予定。

2007年1月2日火曜日

家出プロジェクト

正月らしく一日中ゴロゴロしてたら、不意に昔の事を思い出したり。
少しお付き合いください。


昔々、まだ学生の悪ガキだった頃。家出計画をした事があります。
きっかけはあまり大した事でもない、幼稚な理由。

その際、まず生活費・家賃・学費・その他諸経費等を一覧でズラリと並べ、家出した場合の対外的な交流、考えられる限りのトラブルをパターン化した表を作ってみました。
結果、家出しても金銭的には1ヶ月が限界で、人間関係的には2ヶ月が限界だろうと判断。
1ヶ月2ヶ月で何かをアピールできるとは思えず、それならば現状に我慢する方がまだマシのような気がして、結局は計画倒れ。

家出なんてものをやろうと思ったら、勢いでやる方がまだ健全で、得る物も多いだろう。錯覚かもしれませんが。
そういう大胆さというか、感性に従うという心構えが今でも足りてなくて、あの頃に忘れてきちゃったのかなという気がする。


何事も、失った時にしかその自覚を得る事はできない。
そしてあの時無理矢理にでも家出してたら、今とはまた違った世界があったのかな、とも思う。

2007年1月1日月曜日

似てるようで違うもの

元日と元旦。
何が違うのかと言われれば、見ての通り文字が違うわけですが、意味もちょっとだけ違います。


元日・・・1月1日
元旦・・・元日の朝


つまり元日は1月1日の23:59:59まで使えるのに対し、元旦は遅くとも11:59:59までしか使えません。
以下、間違った使用例。

元旦の夜に約束してる・・・朝と夜どっちだよ!
元旦の朝・・・・・・・・・頭痛が痛いレベルかよ!

いまさら三村ツッコミもちょっとどうかと思うけど、気にしないで。
こうして見ると、日本語って面倒くせーなーと思う反面、面白くもある。

ちなみに元旦の「旦」の字、下の棒が地平線・水平線を表しています。
上の日は太陽だから、地平線・水平線からの初日の出という事。
だから朝を意味する。

割と知られてるかもしれませんが、話題になりそうなのはアグレッシブに拾う!ネタ切れ万歳!


ともあれ、あけましておめでとうございます。