2007年5月31日木曜日

グレイのパラドックス

イルカも好きなんです。イルカ。
水族館にいったらイルカショーは必ず見学する。いいよね、イルカ。

そういう個人的嗜好は置いておいて、イルカには最大の謎と呼ばれるものがあります。
それは、「物理学と流体力学で説明できない水中速度」です。
イルカは水中を50km/hで泳ぐことができます。ちなみに人間はオリンピッククラスで10km/hくらい。
いくらイルカが筋肉の塊だとはいえ、その筋肉量から計算されるパワーでは50km/hもの推進力を得るのは不可能なのだ。
それだけの推進力を得るには、少なくとも今の筋肉量の7倍ほどなければ辻褄が合わない。でも実際あの身体で泳いでしまっている。
これが、グレイのパラドックスと呼ばれるものです。
このパラドックスは今も解明されていません。イルカの不思議。


ちなみに映画もボーリングもビリヤードも焼肉も普通に一人で行く私ですが、行けない場所が二つだけあって、それがカラオケと水族館。
なぜそこだけ行けないのかは私自身わからない。こっちも不思議。

2007年5月30日水曜日

当たり前の事を名言っぽく言う

世の中、色々な奇跡があるだろう。
だけど素人がいきなりプロ野球選手になるような奇跡はないから、せいぜい頑張るとしよう。

2007年5月29日火曜日

紋章と幻獣

廣済堂文庫『よくわかる世界の幻獣事典』より引用。
・・・なんでそんなものを買ったのかというと、あれです、勢いです。

西洋における国家の国章、貴族の紋章にある図柄の事をチャージ(Charges)と呼ぶ。
そのチャージには意外と幻獣がよく使われており、それぞれに意味が込められている。


ドラゴン・・・宝物の守護者
マーメイド・・・雄弁
フェニックス・・・復活
サラマンダー・・・燃えるような勇猛さ
スフィンクス・・・無限の知識と秘密
ペガサス・・・名誉を得る為の活発な行動と精神力
ユニコーン・・・極めつけの勇気

ハーピー・・・挑発に対する狂暴性
ヒドラ・・・強敵の征服
コカトリス・・・見る者すべてへの恐怖


例えばイギリス王家の紋章には、ユニコーンが描かれています。
極めつけの勇気、いいフレーズだなぁ。

2007年5月27日日曜日

10年目の真実


長い間、我が家の暴君であるところのシロデナシの毛色については謎でした。
「まぁ雑種もいいところなので分類されないんだろう」と思ってましたが、どうやら分類される側だったらしい。

黒と赤(茶色)のツートンカラーを示す毛色は、日本ではサビネコと呼ばれる。
英語圏では『Tortoise Shell(べっ甲柄、三毛)』として分類されている模様。
このサビネコは、三毛猫と同じで遺伝子学的にはメスしか生まれないもの。オスが生まれる場合の多くは染色体異常などで、生まれても生殖能力は無い。
オスが生まれる確率は3万匹に1匹の確率で、もし値段をつけるのであれば200万~500万円にもなるらしい。
ちなみにシロデナシもメスです。うーん、惜しい。お前はいつも詰めが甘い。

とはいえ、仮にオスだったとしても売らないですけどね。1億円積まれてもヤダ。

2007年5月25日金曜日

ネコとイヌの共通項

ちょっと前に「犬や猫に代表されるネコ目」と書いたら「犬と猫って同じ分類なの?」と言われた事を思い出した。
丁度いいネタもないし、それについてちょっと書いてみることにする。


犬と猫、それぞれの系譜を遡っていくとある祖先にぶつかります。
それがミアキス。約6000万年前~5000万年前くらいの話。
恐竜絶滅が約6500万年前と言われてますから、直後と言っていいかもしれませんね。

体長は20cm~30cm程度と言われ、森に生息し、主に樹上での生活を行っていたのではと考えられています。
さてそのミアキスさん、どんどん増加していくものだから生態環境が足りなくなり、繁殖地域の拡大を迫られます。
そしてここで決定的な分岐が発生。

・森を出て行ったミアキス
・森に留まったミアキス

この二つが現在の犬と猫を分けた境目だと言われています。
森を出たミアキスは獲物の少なさをカバーし、効率を上げるために群れで行動するようになりました。
また木に登るよりも平地を走り回って獲物を捕らえる必要があるため、持久力を強化し、走るのに適した足へと進化していく。
これがイヌ科のはじまりだと考えられています。

また森に留まったミアキスは獲物が豊富な一方、障害物等が多いため瞬発力が必要になり、奇襲によって獲物を捕らえるスタイルに身体を最適化していくことになる。
獲物が豊富である以上、群れを作る必要性はなく、単独行動で生きていく日々。
こうして今のネコ科となっていくのです。


「じゃあサバンナとかにいるライオンやチーターは?」と思いつかれた方は鋭い。あれもネコ科ですね。
樹木が少ないサバンナにネコ科がいる理由は、単純にそこにあった森林が無くなったせいで強制的にサバンナ暮らしになったんじゃないかと考えられてるようです。
アフリカのあの辺は昔々熱帯雨林だったそうで、気候変化でサバンナ化したらしい。
まぁ地球のやる事ですから。百獣の王も勝てないってことで。

2007年5月24日木曜日

我ながら上手い事言った

いい女が見つからないと嘆く同僚に対して。

『いい女を捜そうとするから見つからないんだよ。女は小悪魔だ。だから、いい悪魔を捜すようにしないとね』

個人的にはクリティカルヒットだったんだけど、「sagamiは昔何かあったらしい」とか逆に心配されるハメになった。
なんでそうなるんだよ、この野郎。

2007年5月23日水曜日

心臓と筋肉痛

ちょっとだけおまけ話。
心臓も筋肉で出来ているってことは、おそらくご存知のはず。
じゃあ心臓も筋肉痛になるのか?という疑問が出てきます。

結論からいうと、心臓が筋肉痛になることはありません。
なぜ心臓だけ例外なのかという部分は、依然謎のままで研究が進められています。人体は不思議。
ただしおおよその見解として、以下のものが挙げられる。

・筋肉痛にならない仕事をしているから
・特殊筋肉であるから

前者については、ようするに筋繊維の断裂が起きにくいんだろうってこと。
筋繊維の断裂が起きやすい仕事は、「収縮した状態からそれを引き伸ばそうとする動作(エキセントリック運動)」である。
心臓はそのような動作をしないからじゃないか、と考えられています。

後者はもっと単純というか、そもそも筋肉の出来が違うんだよという事。
心臓の筋肉は「心筋」といって、体内に一つしかない筋肉です。
そして通常の筋肉と違う性質として、単核細胞で出来ていたり、ミトコンドリアが異常数あったり、酸素含有量が多い事などが挙げられる。
つまり普通の筋肉と同列に語っちゃダメなのかもね、というお話。


・・・うーん、ここまで書いたはいいものの、オチが見つからないや。
ま、とりあえずそんな感じで。皆さんも心臓は大切にね。

2007年5月22日火曜日

筋肉痛と俗説

乗馬って優雅な印象があるらしいけど、実はかなり足の筋肉使います。
日曜に乗った分の筋肉痛が今でも続いてたり。というかそもそも筋肉痛のメカニズムってどうなってるんだろう?
って感じの無茶苦茶な入り方で今日の雑学。


実は筋肉痛が起こる仕組みには、明確な答えがありません。
ただ昔よく言われていた「疲労した筋肉に乳酸が溜まって痛覚を刺激する」という説はほぼ否定されています。
否定される理由は、筋肉中に乳酸は蓄積されない事が判明した為。
じゃあ現在有力な説は何なのか。

筋肉は一本一本の細い筋繊維が集まっており、それらを筋膜と呼ばれる膜が覆う事で構成されている。
動力源はこの筋繊維で、パワーを出す時はこの繊維が使われる事になる。
ただしこの繊維、一本一本はそう強固でもないので負荷のかかる仕事をした場合は切れてしまいやすいのです。
そうなると、切れてしまった筋繊維を回復する為に白血球や血小板が集まってきて治癒を始めます。
その治癒過程で起こるのが筋肉痛ではないか、ってのが有力候補。
筋繊維そのものには痛覚は無いことが判明していて、筋膜にはあることが分かっている。
そこを加味して色々研究がなされているようです。


そして余談ですが、「翌々日に筋肉痛が出たら年を取った証拠」とかよく皮肉られますよね?
実はあれも現在のところ根拠がないです。
筋肉痛は筋肉を使った状況によって出方が違ってきます。例えば、

・150kgの重量を10分間持ち上げた場合
・10kgの重量を2時間持ち上げた場合

前者だとゆっくりと長い時間筋肉痛が出る事がわかって、後者の場合は早い時間で強い筋肉痛が出る事がわかっていています。
人間は基本的に歳を取れば取るほど弱く長い負荷のかかる仕事は避けていくようになり、突発的にやらなければならないものは強く短い仕事になりやすい。
従って筋肉痛が出る場合は「翌々日から長く続く筋肉痛」になりがちってこと。

つまり別に長く続く筋肉痛が出たからって身体能力が落ちた理由にはならないから、気を落とさないように。
特に私。

2007年5月18日金曜日

脅し文句

今の会社で一番尊敬する(本人の前では言った事ありませんが)素敵上司が結婚するという報告を受けて軽く衝撃。
今年40歳だし・・・と皆が思ってたので部内は恐慌状態。ってそれも失礼だな。よく考えたら。
とりあえず偉人の名言の一つでも送ろうかと調べてたら、結婚に関する名言ってネガティブなのが圧倒的に多いという。


「結婚は多くの苦痛を持つが、独身生活には喜びを持たない」
サミュエル・ジョンソン

「裕福な独身者には重税が課されるべきであろう。ある人間が他人よりも幸福であるというのは不公平だ」
オスカー・ワイルド

「結婚をしばしば宝くじにたとえるが、それは誤りだ。宝くじなら当たることもあるのだから」
バーナード・ショウ

「ウェディングケーキはこの世で最も危険な食べ物である」
アメリカのことわざ


秀逸。
でもまぁ、半分くらいはノロケもあるでしょうけどね。
本当に嫌だったら、わざわざ名言を残して記憶に刻む必要はないんだから。
・・・・・・・・・多分。

2007年5月17日木曜日

遠視 のち ときどき 近視

昨日の話のおまけ的な。
「なんで近視の進行は20歳前後で止まるんだろう?」と思って調べたら、人間ってのは例外なく子供から大人になる過程で近視になるそうです。
理由は眼球の成長。新生児から20歳くらいまで眼球が徐々に大きくなっていき、それに伴い網膜への焦点ポイントが相対的に短くなっていくかららしい。

元々人間は遠視気味で生まれるそうで、小学校くらいの時も遠視だったはずなんです。
でも「遠くのものが良く見えた」という印象だけが鮮明に残り、「近くのものは見辛かった」という記憶は忘れがちになってしまう。
そこから中学時期に眼球の成長に伴って正視になり、高校時期の成長で近視になる。

20歳超えても正視の人は子供の頃は強度の遠視で、眼球が成長したおかげで丁度良く正視になっただけ。
20歳超えて強度の近視の人は子供の頃に正視で、眼球が成長したせいで焦点が短くなりすぎたわけ。
そしてこのような近視の原因となる要因は、主に遺伝のせいではないか、というのが現状における大勢での見解です。


昔々、「暗い所で本を読むと眼が悪くなる」「テレビゲームをやりすぎると眼が悪くなる」なんて散々言われたけど、今では専門家でもこういう説を信じていない。
そりゃそうだよな。それで悪くなるなら20歳以降で近視が止まる理由を説明できないし、今頃私は0.001とかになってそうだ。

2007年5月16日水曜日

視力がいいに越したことはない

最近気になること。
視力矯正(回復)手術として、レーシックと呼ばれるエキシマレーザー手術があります。
4~5年前からちらほら話題にはなっていたのですが、近頃急に気になりだした。突然だな我ながら。

レーシックの長所は色々あって、まず視力が1.0付近まで回復する可能性が極めて高いこと、手術時間が短いこと(術前診断の方が長いくらい)、成功率が高いことなどが挙げられる。
とはいえ物事を決める時は普通、数ある欠点を判定して決めるのが常道なので例に漏れず吟味してみようと思う。
欠点のソースはWikipediaで。ちょっと長くなりますが。

【Wikiによる欠点】
1.手術失敗や合併症の可能性はゼロではない。
 →失敗は1%以下、中でも失明した例は無いらしい。合併症も報告例は小。

2.希望しても眼の状態によっては受けられない。
 →別に受けられないだけなら問題なし。

3.新興のため、長期的安全性を語れない。
 →少なくとも5~6年で社会問題なるレベルの話は出てないから良し。

4.コントラスト感度が低下することがある。
 →主に強度近視を矯正した場合に出る模様。私は0.3程度なので好意的に無視。

5.術後一過性にハロ・グレアが出現する。
 →恒久的でなければ問題なし。

6.ドライアイになることがある。
 →不安材料その1。でも致命的ではない。

7.メガネやコンタクトをした場合、逆に視力が落ちる場合がある。
 →正視の人も同じ。加えて10代以降は視力低下しにくい為、一度上がればこっちのもの。

8.眼圧検査時はレーシックを受けたことを申告する必要がある。
 →どうでもいい。

9.角膜を削り過ぎると遠視になる。その場合、再矯正困難。
 →術前診断が充実し、施術例が結構増えてきたので無視できるレベル(のはず)

10.角膜中心部の曲率しか変化せず、夜間瞳孔が開くと二重像を生じることがある。
 →それを回避するレーシックもあるようだ(高いけど)

11.近視の進行する10代などの若いうちは手術が受けられない。
 →おかげさまで30手前

12.老眼は当然避けられず、視力が戻る分だけ老眼の自覚症状が強くなる。
 →それって正視の人と同じでしょ?

13.航空身体検査基準に不適合となる。
 →いまさらパイロットになる気はない。

14.白内障手術の際、眼内レンズが効きづらくなる。
 →不安材料その2。とはいえ老年付近の心配なので無視できるレベル。

15.それなりに高い。10万~20万前後。
 →余裕。

16.メガネキャラになれない。
 →萌えはすっこんでろ。


【結論】
現状、致命的な欠点は見当たらない。
もうちょっと調べて問題なさげなら、受けてみようかなぁ。

2007年5月15日火曜日

毛玉の試行錯誤


眩しいけど眠い時の妥協案。

2007年5月14日月曜日

東京の中心で、馬を叫んだり叫ばなかったり

本日は休日出勤分の代休ってことで、やる事といえばやっぱり乗馬。
そして馬に乗ると馬の事を書きたくなる不思議。


【馬の背中】
過去、馬が移動手段としてよく利用された理由は「人が乗るのに適していたから」ですが、なぜ適していたのかと言えば「動いても背骨の位置が一定だから」
例えば犬や猫が馬並みの体躯だったとしても、おそらく乗れないだろうと言われています。
犬や猫に代表される「ネコ目」は疾走時に背骨が弓のようにしなる。そのしなりを利用して速度へ変換するからだ。
その背中に人間が乗ると上下に揺れすぎて操作もおぼつかない。
加えてしなりを生み出す柔軟性は強度性と排他的である為、重量が掛かったときの背骨への負担が大きすぎるというわけ。


【馬と法律】
馬でも日本の一般道路を走ることは可能です。ただし、車と同じ道路交通法が適用される。
道路交通法上で「人を乗せた馬」は軽車両に該当。まぁ自転車と同じってこと。
だから二人乗りもダメだし飲酒運転もダメだし、携帯を使用しながらの騎乗もダメ。でも速度規定は無いので走れます。
といっても全力疾走でせいぜい50km/hだし、蹄鉄がカチャカチャうるさいだろうし、そもそも道路に行かないし。
でも一応気をつけましょうってことで。
ちなみに「人が引いている馬」は歩行者扱いです。

おまけで「逃げ出して道路にいる馬」は道路交通法を適用せず、警察官職務執行法・第四条において警察官が監督、取り締りを行う模様です。
がんばれ警察官。これも給料のうちだ。

2007年5月13日日曜日

集積回路(Integrated Circuit)


自動車免許失効の一日前、最終受付締切ギリギリに更新手続きに行くという、気の弱い小動物ならショック死してしまうんじゃないかと思われるノンビリさ加減で免許更新。
もうちょっと早起きを頑張りましょう、自分。

話には聞いてたんですが、免許が本当にIC化されてるんですね。(図を参照)
あちこち観察して軽くグニグニ曲げたりしてたら「パキッ」とかちっちゃい音が聞こえた気もするけど、多分気のせい。
気のせいだ。うん。間違いない。

2007年5月12日土曜日

今日も賄賂(ニンジン)を送る日々

「馬は頭がいい」と良く言いますよね。
でも実際のところ、「物事を理解する能力」はそれほど高くないそうです。

・2個つづ20セットの図形で、一方を正解とする。
・正解の方を指し示せば餌を与える。
・学習時間は一日20分。

割と単純。人間なら数日で全問正解しそう。
馬の場合は87日続けて正解率が93%。かなり賢い!という印象じゃないですね。
ただ凄いのはここからで、間隔を空けて同じテストを6ヶ月後にやったら、78%と高い数値を維持していた。
これは単純に凄い。記憶力は人間レベル。

レース前、慣れ親しんだ老調教師をスタンド席に見つけて動かなくなった名馬ハイペリオンの逸話も、案外本当なのかもねぇ。

2007年5月10日木曜日

いい買い物


ちょっくら会社から臨時収入があったので、奴にプレゼントを購入。
自動循環式水飲み器です。4000円也。

試してみたら、「お前飲みすぎだろ」ってくらいガブ飲み。
自動だから1週間くらい変えなくてもいいし、楽だなぁ。

2007年5月9日水曜日

【お題】ハンバーグ

※ネタが無かったので、知人からテーマを貰いました※


メジャーな話からマイナーな話まで、ごちゃ混ぜで雑学をお届け。


【米国では何と呼ぶ?】
ハンバーグといえばアメリカという印象がありますが、アメリカで「ハンバーグ」と言っても通じません。「ハンバーガー」もしくは「ハンバーグステーキ」と言いましょう。
ついでに言えば、ファーストフードのアレも「ハンバーガー」。ちょっとややこしいですね。
アメリカ人的に「ハンバーグ」という言葉は、「ドイツの都市ハンブルグ」だと認識しているようです。


【ハンバーグの名前の由来は?】
ぶっちゃけ上にもあるように、ドイツの都市であるハンブルグから伝わった食い物なので「ハンバーグステーキ」と呼んだのが始まり。
伝わった先はイギリス。つまりイギリス人が名付け親ってことになるんですが、かの国は同じくハンブルグから来た鶏に「ハンバーグ種」と名づけたり、超適当。
白くない猫だから「シロデナシ」と名付ける誰かと同レベル。


【ハンバーグの元祖は?】
何故ハンバーグは挽肉(ミンチ)を使うのかって考えた事ありませんか?
あれには、「硬い肉でも柔らかく食べられるように」って意図があります。

考えついたのは、タタール人。
13世紀、東は中国から西はヨーロッパ中部にまで至る人類史において最大級の国家である「モンゴル帝国」を築いたタタール人は、領土が広くなって遠征距離が長くなるにつれて食料問題を抱えることになる。
いい食料源はないか・・・と考えるうち、「自分たちが乗ってる馬があるじゃないか!」と気づく。
でも自分たちが乗り回して鍛えた馬の肉は筋肉だらけで硬く、どうしようもない。
なんとか美味しく食べたい・・・と悩んだ挙句、「圧力かけてほぐしてやったらいいんじゃね?」と閃く。
こうして「死んだ馬の肉片を尻に敷いて馬に乗る」という手法によって解決。
その手法が料理法として、支配された側のヨーロッパにも伝わりましたとさ。

余談ですが、このタタール人に由来する調味料もあって、エビフライとかに使う「タルタルソース」がそれ。
タタール人、意外と食にうるさい。

2007年5月8日火曜日

兆候

昨日の続きっぽい話。
microSD、私も持ってはいるんです。1GBのやつ。
それをぼーっと眺めてると、すごく気持ち悪いというか違和感が湧いてくる。

たかだか11mm×15mm×1mmの寸法の、人差し指でも隠れる大きさのものに最大4GBの記憶領域がある。
どうやって?どんな仕組みで?内部構造で?
さっぱりテクノロジーが理解できない。それが多分、違和感の原因だと思う。

これはつまり、今までの常識や規定概念を捨てられずにいるだけなんだろうか、と考えるときもある。
別の言い方をすれば、脳が硬くなってきてるというか、オッサン化してるというか。

2007年5月7日月曜日

記憶媒体

どうでもいい話ですが。
今じゃUSBメモリって1GBが3000円とかなんですね。
microSDも1GBが3000円。最近の暴落っぷりは凄い。

そんな前じゃないはずなのに、3.5インチフロッピーがメジャー媒体だった頃が懐かしい。
更にその前が5インチフロッピー。
その前が8インチフロッピー。

私が小学生くらいのときは、データ保存には音楽カセットテープを使ってました。
雨が降って湿気が多くなるとセーブとロードが失敗してしまうスグレモノ。
今じゃ誰も信じてくれないですけどね。

2007年5月6日日曜日

げに恐ろしきフッ酸

歯ミガキ粉に含まれてるやつじゃないですよ。あれはフッ素。
フッ酸とは、フッ素と水素の化合物である「フッ化水素」の事です。

化学薬品を扱う人にとってこのフッ酸は、硫酸や塩酸なんかメじゃないくらい恐ろしい薬品だそうです。
なぜなら、体表からでも骨を溶かす力があるから。
もし誤ってフッ酸が肌についたらどうなるのか。

1.高い透過率を持つ為、皮膚を浸透して体内へ(有機物とは反応しないため、無痛)
2.骨に到達すると、骨の成分《リン酸カルシウム》と反応して蛍石《フッ化カルシウム》になる(やっぱり無痛)
3.結晶化した蛍石が骨周りの細胞をガンガン破壊する(超激痛!)

この一連の流れで何が怖いかというと、「皮膚についてもその場では気付かない」ってこと。
硫酸などは皮膚についた瞬間激しく反応するので痛覚が危険を瞬時に教えてくれます。
でもフッ酸は無痛。例えば一瞬皮膚についたけどすぐ拭き取ったから大丈夫だろう、と思ってても1時間後にはのたうち回るハメになるそうです。普通に怖い。

そんな恐ろしい物質は無くしちゃえばいいじゃん、と思いがちですが、フッ酸はその高い腐食性で金属の酸化を溶かしてくれるので、コンピュータの半導体(シリコン)の研磨に無くてはならないもの。
こうしてネットでフッ酸の情報を拾えるのも、ある意味フッ酸のおかげ。
まぁ上手に付き合っていきましょうね、ってところでしょうか。我々一般人は接する機会は無いかもしれませんが。

2007年5月4日金曜日

また観たくなったんです

最寄のレンタルショップで旧作激安キャンペーンをやってたので、しこたま借り込み。

【リスト】
①マトリクス
②マトリクス リローデッド
③マトリクス レボリューション
④バック トゥ ザ フューチャー
⑤バック トゥ ザ フューチャー2
⑥バック トゥ ザ フューチャー3
⑦ザ ロック
⑧逃亡者
⑨コンスタンティン
⑩リーグ オブ レジェンド

【評価】
①10/10点・・・名作の金字塔
② 9/10点・・・アクション+実存哲学
③ 8/10点・・・アクション+実存哲学+神学、ってもういい!
④ 9/10点・・・タイムトラベル概念を分かりやすく説明
⑤ 7/10点・・・タイムパラドックス概念を身を以って説明
⑥ 8/10点・・・普通に西部活劇を頑張ってます
⑦ 7/10点・・・元気な奴は60歳超えても元気
⑧ 8/10点・・・高知能同士だから成立する読み合いの妙
⑨ 8/10点・・・キリスト教の予備知識が必須な映画はどうかと思うんだ
⑩ 7/10点・・・とはいえ何も考えずに見るべき映画もどうかと思うんだ


批評の割に点数が高いのは、それらを加味しても面白いからってことで。
物語はそれが全て。

2007年5月2日水曜日

氷と表面積

飲食店の氷って解けにくいですよね。
何で解けにくいのかって言うと、調べれば「空気が少ないから」「不純物が少ないから」とか出てくる。
じゃあ何で空気や不純物が少ないと解けにくいんだろう?
純水に比べて不純物がある水は凝固点(凍る温度)が上がるからかなと思ったけど、よくよく考えたら凝固点がべらぼうに上がるほど不純物が溶けた水なんて飲めない。そもそも。

氷が解けやすい主要因は、「不純物(空気)による表面積の増加」です。
家で凍らせた氷は白いブツブツが中にある。
あれは主に空気が氷中に閉じ込められてるって事なんだけど、それはつまり「空気に触れてる面が増えてる」=「表面積が増えてる」ってことですよね。

熱の伝わり方には表面積が大きく関係してくる。
CPUのヒートシンクなんかは、表面積を多く持つことで常温より高くなった部分を冷却する。
氷の場合、それと逆の事が起きてるわけです。氷は常温より低いので温まりやすくなってしまう。

つまり理屈上、解けにくい氷を作る為にはあらゆる手を使って表面積を減らす努力をすればよいのです。丸い氷を作るとか。
(図形の中で球体は最も表面積が少ない)