2007年2月28日水曜日

思い出話

7~8年前でしょうか。

彼女「あたしとシロちゃんが溺れています。sagami君は浮き輪を一つしか持っていません。さぁどっちに投げますか?」
私「君に浮き輪を投げて、シロデナシを助けに飛び込む」

普通に機嫌損ねられた。
女心って難しい。

2007年2月27日火曜日

基準点

評価というものは、主に自分に対して他人が行うもの。
そこに誤差として多少の上下があるのは言わずと知れた事なんですが・・・

例えば仕事や技術や能力を数値化できたとして、50が人並みだとする。
そこで70の力を見せると、その場は確かに高い評価を受ける。
しかしその次以降は、往々にして「70であることがその人の普通」だと基準を設定されてしまう。
そうなると、70を見せても高い評価にはならず、逆に普通よりやや上であるはずの60を見せても評価がダウンするという事象が発生する。

切磋琢磨を促すという意味では、それはそれで正しい姿だと思う。
でも無意識のレベルまでそれを浸透させてしまうと、知らずに人を傷つけ追い詰める結果にもなり得るんじゃないか、とも感じる。
過去の自分がどうだったか、という事は残念ながら思い出せないので、せめてこれからは忘れないようにしたい。

2007年2月26日月曜日

カロリーあれこれ

よく巷で見かける表示に「カロリーゼロ」がある。
言葉通りに実際カロリーが0kcalなのかといえば、そんな馬鹿な話でもなく、あれを正確に訳すなら
「健康増進法においてゼロと見なしてよいカロリーですよ」
という事になる。
まとめると以下の通り。

カロリーゼロ・・・100mlあたり5kcal未満
ノンカロリー・・・同上

カロリーオフ・・・100mlあたり20kcal未満
ローカロリー・・・同上
カロリーカット・・・同上

カロリーカットなんて、今まで採った総カロリーをリセットしてくれそうな印象すらある。大丈夫か?
もう面倒くさいから、全部まとめて「カロリーちょっと」とかにしちゃえばいいのに。

2007年2月25日日曜日

お題:スウィングガールズとジャガイモ

※ネタが無かったので、知人からテーマを貰いました※


お題二つの間に何か関係があるのかと言われれば、胸を張って無い!と答えます。
こういう自分じゃ出ない発想が貰えるから、お題系はちょっと楽しみだったり。


【スウィングガールズ】
スウィングガールズは、1人の正部員と16人のド素人がビッグバンド形式でジャズに挑戦するお話。
ではそもそもビッグバンド形式ってのは、どういうものなんだろう。
簡単に言えば、以下の編成で組まれたバンドの事だ。

・サックスセクション → アルト、テナー、バリトンサックスで構成。4~5人。
・トロンボーンセクション → テナー、バストロンボーンで構成。3~4人。
・トランペットセクション → ホルンが含まれてもよい。3~5人。
・リズムセクション → ピアノ、ギター、ベース、ドラムで構成。3~4人。

この構成をきちんと守るならば、ビッグバンド形式の最小構成人数は13人ということになる。
厳密な人数制限があるわけではないが、8人以下がコンボ、20人以上がオーケストラと呼ばれる事が多いようなので、9人以上19人以下の上記編成ならばビッグバンドと呼んでいい気がする。


【ジャガイモ】
ジャガイモは種類がたくさんあって、多少の差異を加味したら100種類以上はある。
その中でも代表的なのは、以下の通り。

・男爵芋
・メークイン
・キタアカリ
・トウヤ
・インカのめざめ
・ラセット・バーバンク

一般的に有名なのは、男爵とメークインでしょうか。日常で一番使うしね。
では非日常でジャガイモ、というキーワードで真っ先に思い浮かぶのはファーストフードのポテトなわけで。
それぞれのメーカーが何を使ってるのか調べてみた。

・マクドナルド → ラセット・バーバンク(改)
・モスバーガー → キタアカリ
・ロッテリア → ラセット・バーバンク
・ウェンディーズ → ラセット・バーバンク

・ケンタッキー → 鳥の事で必死
・サブウェイ → ポテトの辛さをアピール

下二つはどう頑張っても不明でした。暇なときに問い合わせてみるか・・・
基本的にはフライドポテトといえば、ラセット・バーバンク種がメジャーのよう。
マックポテトの場合は、ラセット・バーバンクを独自改良したものらしい。
それでもラセット・バーバンクには違いないので、急にマックポテトが食べたくなって近くにマックが無い場合は、ロッテリアかウェンディーズに行くと良いかも。

2007年2月21日水曜日

【解説】一般相対性理論の特徴




【背景】
特殊相対性理論は「重力や加速度を含まない特殊な場合における理論」であった。
そういう特殊な例は宇宙空間くらいしかないわけで、一般的ではない。
我々が住む一般世界に合うよう「重力や加速度を加味した相対性理論」として考えられたのが、一般相対性理論だ。


【説明】
※一般相対性理論を簡潔に説明するのは無理なので、特徴のみを記述※

一般相対性理論でもっとも特徴的なのは、「質量によって空間が歪む」としたところだ。
そして空間が歪む事で発生するものが、重力であると定義した。
この着想によって得られる代表的な効果は、以下のようになる。

1.空間が歪むのであれば、その歪んだ空間を光が通る場合、光は曲がる。
2.空間が時間経過するのが我々の世界である。ゆえに空間が歪めば時間が伸びる(遅れる)
3.重力が重力を生む。

まず1について。※図1を参照※
光だって我々と同じ三次元空間を進む。
その場合、空間が歪んでいるならば、その歪んで伸びている方向に引っ張られる事になる。
そうなると直進した場合の到達地点よりズレた位置に到達する。
この事を「重力レンズ効果」と言う。

2については、我々の世界は時間と空間の連続体であるという着想に基づく。
分かりやすく言えば、パラパラ漫画が一番適した表現である。
それを踏まえると、例えば質量によって空間が2倍に引き伸ばされた場合には、時間も2倍に引き伸ばされる事になる。※図2を参照※

3については、重力が加速するという考え方である。
等価原理(質量による重力と、加速の時に発生する重力は同じ性質とする原理)により、空間が引き伸ばされる際の加速にも重力が発生してしまう。
そうなると、その加速した重力に更に重力が・・・という形が発生する。
空間の歪みが小さい場合はこの累乗加速は起こらないが、歪みが大きい場合、この加速は無限大まで続いていく事になる。
そうやって生まれるのがブラックホールだろう、と考えた。


【まとめ】
相対性原理を元にして、時間と空間はそこに存在する質量によって曲がるものだと考えたのが特徴と言える。
「世界は時空連続体である」という考え方は当時斬新だったのも頷ける。

2007年2月20日火曜日

【解説】特殊相対性理論とは何か

【背景】
19世紀末まで、物理学において不動の地位を築いていたニュートン力学によって日常レベルの諸運動の説明は可能だった。
しかしそのニュートン力学も極端な環境下(光の速度や超重力環境)では通用せず、矛盾が出るようになってくる。
それを解消するためにアルバート・アインシュタインが考え出したのが、特殊相対性理論。


【説明】
※相対性原理※
まずアインシュタインは、環境によって物理法則が変化するはずがない、と考えた。
変化したように見える場合、それは法則のせいではなく観測する側とされる側の関係のせいだと。

例えば、車に乗っているとする。
100km/hで走行しているとして、併走する車が99km/hで走行していた場合、あなたの車が1km/h分だけ徐々に前に出て行きますよね。
ではあなたは普通、100km/h出ていると何で判定していますか。
速度メーターだろうか。車外の景色変化からだろうか。
それらの判定材料をすべて捨て、自分の車と相手の車しか判定材料がないようにしてみる。
すると相手は止まって見え、自分は1km/hの速度で徐々に進んでるように見えるはず。
その状態だと、相手が実は99km/h出してて自分が100km/hで走ってるなんて信じられません。決してそうは見えないんだから。
まるで車の仕組みが変わったように思えますが、観測の仕組みが変わっただけで車は何も変わってないですよね?

このように、我々は観測対象と相対的な立場でしか判定を行えない。でも物理法則は変化しない。
これが第一の前提。


※光速度不変の法則※
次にアインシュタインは、真空中の光の速度は「どんな時でも」変化しないものだと定義した。
逆に言えば、光の速度が変化しないと辻褄が合わない話は、光の速度を変えるのではなく観測者の方を変化させるのだ。

またまた例を出すと、あなたは光速の99%の速度が出せるロケットに乗っているとする。
その状態で光と併走したら、通常の物理法則通りだと光はゆっくり自分が乗るロケットを追い越していくように見える事になる。
それだとマズい。観測する自分にだけとはいえ、光の速度がロケットに乗っていない時より遅く見えたって事なりますよね?
上記の第一の前提にもあるように、「光の速度は不変」という物理法則は変化してはいけない。
つまりこういう状態であろうとも、光の速度はロケットに乗っていない場合と同じ速度に見えなければいけない。「どんな時でも」ですから。
じゃあどうするのかと言えば、ロケットの時間が遅くなればいい。
光速の99%の速度が出てるなら、時間の経過がロケットに乗ってない時より99%遅くなるとする。
そうすればロケットから見える光の速度が同じであっても矛盾は出ないですよね?

ちょっと整理してみよう。

1.ロケットに乗っていない人と、光の速度
2.ロケットに乗ってる人と、光の速度
3.ロケットに乗っていない人と、光速の99%で飛んでるロケット

相対的に観測できるポイントは上記三つです。
第一の前提によると、観測対象によって自分の状態がわかる、と言う事になります。
それを踏まえて3のポイントに視点を変えてみると分かりやすいかもしれません。

・ロケットに乗っていない人に比べてロケットに乗っている人は、99%の遅さで時間が経過している。
・その遅さでロケット内では光の速度を観測している。だから光の速度は静止時と変わらないように見える。

こういう事になります。


【まとめ】
特殊相対性理論の特徴は、今まで不変だと信じられてきた時間と空間を可変なものだと結論づけた点だ。
しかもそれを検証してみたら「どうやら本当らしい」という事が示されてしまった。
「多分こういう事なんじゃねーの?」ってところから始まったというから、更に驚き。

2007年2月16日金曜日

エスカレーターの違和感

停止したエスカレーターについて。

上手く上り下りできない理由は、心理学上で「エスカレーター効果」と呼ばれるようだ。
止まってるエスカレーターでの違和感そのものを指しているわけだが、結局のところメカニズムは依然研究中らしい。

それを踏まえた上で、自分なりに解釈を広げてみる。
まずは前提から。


【前提】
・エスカレーターの傾斜角は30度(標準値)
・エスカレーターの速度は毎分30m(標準値)

【解釈】
毎分30mということは、1秒間で50cm進んでいる事になる。
人間が階段を上る一歩分の速さは0.5~0.6秒なので、一歩の間にエスカレーターは30cm前後進む。
角度30度のものが30cm進む時に発生する高さは、三角関数より15cmと割り出せる。

もっとも違和感が発生する時は上り始め(始点)、上り終わり(終点)、下り始め(始点)、下り終わり(終点)の四箇所。
その発生原因は上記で割り出した15cmで説明ができる。

つまり我々は、日常では上り始点の一歩目は15cm高く見積もって足を出し、上り終点では15cm低く見積もって足を出している。
同じように、下り始点の一歩目は15cm低く見積もり、下り終点では15cm高く見積もっている。

止まっているエスカレーターの場合、その見積もりが無くなる為、15cm分の踏み損なった違和感を感じるわけだ。
※正確には始点と終点は、なだらかになっているので15cmよりは若干低くなります。



という感じですが、いかがでしょうか。
もっと根本的な話をすると、エスカレーターだと無意識に感知するから、脳と身体が勝手に予測して違和感を生むわけです。
それだけエスカレーターが我々の生活に浸透してるってことなのでしょう。

今回は始点と終点における違和感を説明しましたが、昇降している最中にも『足が重い』等の違和感があります。
こっちはどうなんだろう。気が向いたら考えてみようと思う。
脳が勝手に予測しているってのは大前提で、そこに慣性の法則が関わってるんじゃないだろうか。多分。

2007年2月15日木曜日

色々な結合

髪が形状を保っていられるのは、内部に四種類の結合要素が存在するから。

・ペプチド結合
・システィン結合
・イオン結合
・水素結合

それぞれ簡単に紹介。
ペプチド結合は、アミノ酸そのものの結合。
髪を引っ張って途中で切れるのは、ペプチド結合が切れるから。
細胞同士がくっついてるもの、といえば想像しやすいでしょうか。
逆に言えば、この結合がないと髪は髪でいられません。

システィン結合は、アミノ酸を構成するものの結合。
形状を保っていられるのは、この結合が強固だから。

イオン結合は、ペーハーを決定する結合。
髪がパサつくとか日々髪の状態が違うのは、この結合でペーハー値が若干変化するため。
一番状態が安定するのは、弱酸性のとき。

水素結合は、一番弱い結合。
髪を濡らすと結合が切れ、乾かすとまた結合します。
乾く前にドライヤーやブラシで髪型を変える事ができるのは、この結合のおかげ。
濡れたら結合が切れるので、変えてもすぐリセットされるんだけどね。


結合の強さは、下に行くほど弱くなります。
ペプチド結合が一番強く、水素結合が一番弱い。
美容室のパーマは二番目に強いシスティン結合に作用することで、長期間の髪型変化を可能にする。
ペプチド結合に作用したら、髪は死んじゃうしね。

パーマの詳しい仕組みはネット上に腐るほど教材があるので、割愛。
今回はシスティン結合に着目して、パーマを長続きさせる方法を。

まず一つ目。
システィン結合が安定するには、酸化が十分進まないといけません。
パーマを終えたばかりの髪は酸化が十分ではなく、髪はゆっくりと外気から酸素を集めて結合を進めていきます。
その途中で濡れてしまうと、酸化が止まって形状が崩れてしまう。
だから完全に安定するまで、パーマ後24時間程度は濡らさない方がよいということになる。

二つ目。
お風呂等で濡れた髪は水素結合が切れた状態、というのは前述の通り。
縮毛の人でも髪が濡れればストレートヘアーに近くなるように、パーマの髪もストレートに近くなる。
そしてそのまま乾いてしまうとその状態で水素結合してしまうので、せっかく作ったシスティン結合に負荷をかけてしまう。
システィン結合は結構強い結合だとはいえ、それが続くと結合が切れやすくなる。元々、元の髪質に戻ろうとする力は相当だしね。
逆に水素結合を上手く使えばシスティン結合を補助してあげることもできるわけ。ドライヤーでウェーブを作ってあげるとか。
結構面倒臭いだろうけど。

2007年2月13日火曜日

知ってる事が偉いわけじゃない

前回の記事でわざわざ「素朴理論は悪くない」と注釈を打った理由。
それは、素朴理論は凄く人間らしい、生きる為の知恵でもあるから。

全ての事象に対して科学的に正しい事を分析・判断した上で行動をしようとすると、時間はいくらあっても足りないし精神力をものすごーく消耗する。
我々が今のペースで生きていられるのは、過去の事を自分なりに学習して行動力を最適化しているから。
その結果としての素朴理論なのです。

つまり素朴理論は、人間の処理能力を向上させるロジックそのもの。
1しかない行動力を3にも4にも膨らませる事ができる。
それを「悪い」と一刀両断にしてしまうのは、馬鹿のやること。

だから、科学的ではなかったと恥じる必要は全くない。
そして科学を盾にして他人を攻撃する行為は「勉強は出来るけど頭が悪い人間」の典型である事を肝に銘じておくべき。
もちろん私を含めてね。

2007年2月11日日曜日

科学的思考が難しい理由【解答編】

前日記事の解答編です。
※できれば問題を見た後で読んでください。




問題1:ア
問題2:イ

多分意外に感じられるのは、問題2の方ではないだろうか。
Bの位置にあるボールは上昇中なのだから、上昇する力が掛かってるはず、と考えがち。
でも実際に掛かってる力は重力のみです。
上昇する力は投げた瞬間に掛けられた運動エネルギーによるものなので、ボールが手から離れれば供給源はなくなりますよね?
手から離れた後でも力が掛かってたら、超能力と言うしかない。

なんか納得しづらい、という気がするのは、
「動いてるものには力が作用してる。してないなら動かないはず」
ということを日常生活で感じ取り、自分の中で理論化してしまっているから。
このようなものを総称して「素朴理論」と言います。

この素朴理論は5割当たってるけど5割は外れている、くらいに考えてないと盲点を突かれる。
科学的思考をする場合には、その盲点が邪魔になったりするわけだ。

※素朴理論が悪い、と言ってるわけではないので念の為。

2007年2月10日土曜日

科学的思考の問題【初級編】




※図にある問題1、2を考えてみてください※


ちなみに問題1の絵はWindowsペイントでは無理だった為、知人の絵描きさんに手伝って貰いました。
この場でも感謝。

2007年2月9日金曜日

戦場の錯覚

ファンタジーアースは一回の戦争で最大で50人対50人、合計100人が戦う。
敵が50人いる一方で味方も50人いるため、有利不利は無いはずなのだが、たまに

「相手70人いるんじゃねーの、これ」
「味方って本当に50人?30人じゃなくて?」

と感じる事がある。特に我が軍では。
その原因を簡単に一言で言えば「数が数通りに機能していない」って事なんだけど、具体的に戦場では何が起こってるのか。

(FEにおける)味方と敵がぶつかる前線は、実は人が増えれば増えるほど戦闘の質が劣化していく。
なぜかというと、以下の要因が存在するからだ。

・個人が持つHPの最大値は1000
・個人が放つダメージの平均は100前後

この二つから弾き出される結論は、「10人から同時にダメージを食らうと即死する」、ということである。
10人以上が集まる前線になると、各人がそれを動物的直感で悟り、ダメージを食らわない距離で牽制行動が多くなる。
そうなると、例えば前線に30人いたとしても実効としては20人前しか機能していないことになり、20人相手にいい勝負、25人相手に押される結果になる。

そして30人対20人で敵に前線を維持されたら、敵は浮いた10人で別の場所を攻め、圧倒していく。
こうして、人数差があるような錯覚に陥っていく。

私個人が現状でこれに対抗する方法は、せめて人が少ない場所で戦って人数分の働きをする事。
今はそれが精一杯だろう。

2007年2月7日水曜日

お題:おにぎり、お茶、芋パン

※ネタが無かったので、知人からテーマを貰いました※

・・・なんですかこれ、嫌がらせですか。目に付いたもの言っただけじゃないんですか。
適当さ爆発で軽く半泣きですが、とりあえずルールなのでやってみる。


【おにぎり】
おにぎりと同じ意味で使われる、おむすび。
おにぎりとおむすびの違いは実は言葉の違いだけではない。

おにぎり・・・にぎりめし、の訛り。握って作られたものなら形は問わない。
おむすび・・・二人の神から共通の文字「むすび」に由来し、その力を得る為に山型(三角形)である必要がある。

つまり、「丸いおむすび」というものは(歴史から見た際)定義上存在しないという事である。
三角形以外のものは全ておにぎり。
三角形だったらどっちで呼んでもよい。
こういうこと。

蛇足ながら、おむすびの語源となった二人の神は、古事記に出てくる高御産巣日神(たかみむすびのかみ)と神産巣日神(かみむすびのかみ)
本当に蛇足。私もすぐ忘れそう。


【お茶】
お茶といえばカテキン。
カテキンは生理活性が豊富で、

・血中コレステロール調節作用
・血糖値調節作用
・抗酸化作用
・老化抑制作用
・抗癌
・抗アレルギー作用

面倒くさいので以下略したくなるほど色々効果がある。
でも取り過ぎるとやっぱり悪影響も出るようで、フランス・スペインでは高濃度茶カテキンが原因の肝臓障害が事例として12件上がってるらしい。

うーん、ヘル○ア緑茶、好きなんだけどなぁ・・・


【芋パン】
知るかっ!



-総括-
芋パンは無理。

2007年2月6日火曜日

某ケーキ屋と某大臣を見て思う事

「有名になる」「名前が売れる」って事は、メリットである。
でも逆方向のベクトルとして存在するデメリットを知らないと、えらい目に合う。

【デメリット三姉妹】
1.話題性がある。
2.品行方正が求められる。
3.イメージに対する責任が発生する。


1については、人間同士の共通認識になるため。
存在しない、認識されないものに対して人は「無いもの」として判断する。
しかし「あるもの」として公表される事は、後述する二つを強制的に要求する。

1が発生した際、2のように非の打ち所がない行動、姿勢が求められる。
なぜかといえば、世間は潜在的な悪意による支配傾向が強いから。
これは変な意味ではなく、生物心理として『共通の敵に一致団結して互いの仲間意識を高める』という現象があり、その現象中の「共通の敵」に仕立て上げられる可能性があるという事。
つまり意識的にしろ無意識的にしろ、人間は共感を得る道具として悪意を振りかざし、叩き潰そうと待ち構えているくらいに考える必要が出てくる。

そして勝手に作り上げられたイメージを勝手にぶち壊されて八つ当たりに近い行為が起こりえる。だから3が必要になる。
そこで3を守らないままだと、世間は普通に2の処刑執行を行おうとする。


こうして見ると、有名になった場合には
「自分を殺して聖人君子になる」
「口数を減らす。あるいは黙る」
のどちらかが求められる事になる。人間だから聖人君子なんて無理、とは言わないが結構しんどい。
でも有名人・芸能人・有名企業は上記を守る為、人知れず頑張ってるはずで、大変だなと思う。

2007年2月5日月曜日

Windows Vista - ファーストインプレッション -

Windows Vistaが発売になってそろそろ一週間なので、ファーストインプレッションを書いてみる。
※使ったエディションは、Ultimate※

○・・・良かった機能。ナイスVista賞。
△・・・あってもいいけど割とどうでもいい機能。
×・・・ギャグに近い機能。
ー・・・保留

【インターフェース】
○ Windows Aero Glass
ウインドウが重なった場合、上のウインドウが半透明になって下にあるウインドウが見える。それだけだったら割とどうでもいいが、下になっているウインドウの状態がリアルタイムに描画されるので便利。使い方によっては化けそう。

△ Windows Aero フリップ
Alt-TABキーでタスクを切り替える際にサムネイルが表示され、切り替え先のウインドウ状況がリアルタイムで見れる。仕事などでタスクが並列しやすい場合は便利かも。

○ Windows Aero フリップ3D
CMでよく流れてるアレ。ウインドウを三次元空間的に並べて、斜めからそれぞれのウインドウ状況がわかる。こっちもリアルタイム描画。

○ デスクトップシェル
タスクバーにあるウインドウにカーソルを合わせると、サムネイル表示が出る。意外と便利。

○ スタートメニュー
分かり辛い事この上ないXPスタイルが、一転してスタイリッシュに。かっこいい。

ー 音声認識
アプリ起動のみに使うのであれば、面白いかもしれない。一応保留。

× 新日本語フォント
どうでもいい、というよりコイツのせいで一部ゲームが動かなくなったりする。諸悪の根源。


【セキュリティ】
× ユーザーアカウント制御
邪魔。この機能を有効にしてるとアプリを起動する度に「実行しますか?」ダイアログが出る。これはVistaの場合、管理者権限のアカウントでも操作は一般ユーザー権限で行われる為、実行に管理者権限が必要なアプリに反応するから。ある程度PCに慣れた人だと即無効にするだろう。

△ Windows Defender
2秒で無効に。SpybotやAdwareで定期的にスパイウェアを削除するのが面倒臭い人向け。

× 保護者機能
アカウントに利用時間制限やWeb制限が掛けられる。シロデナシはそもそもPC使えないので要らない。

△ Windows Firewall
強化されたらしいが、どこが強化されたのかさっぱりわからん。ルーターでFirewallがしっかり組めてれば無用。というか無駄な動きをしてくれるのでむしろ有害。


【システム】
○ デスクトップ ウインドウ マネージャー
Windows Aero機能が乗っかってる母体。一定性能以上のグラフィックカードを使ってる場合、描画をそっちに任せるよう作られてるので操作が軽快になる。

○ Windows SuperFetch
よく使うアプリを効率よくメモリにキャッシュし、処理速度を上げる。操作がXPより早く快適に感じるのは、多分コイツのおかげ。

ー Windows ReadyBoost
フラッシュメモリ(USBメモリ含む)をキャッシュ領域に変換して、体感処理速度を上げる。デスクトップ向けではなく、ノートPC向けのようだ。

△ DirectX 10C
Vistaのみにインストール可。ただDirectXシリーズはVersion 8以降、何が変わってるのかさっぱり分からない。良くなってるのかも分からないという欠点が。


【アプリケーション】
△ ガジェット
サイドバーで色々なミニアプリを常駐させておくもの。付箋紙や電卓を置けば便利かもしれない。

※その他のアプリは、どいつもこいつもどうでもいい物ばかりなので、纏めて×



ー所感ー
手持ちのCD/DVDメディアが非対応OS扱いされて8割使えず、ドライバすら入れられない。全部メーカーWebサイトから入手するという二度手間。
インストールできたソフトも対応OS判定で弾かれまり、使用できるものが物凄く少ない。参った。
(ウイルス対策ソフトがまともに動かない等)
正当な評価は、対応ソフトが出揃う3ヶ月先くらいまで待った方がいいかもしれない。
個人的には1ヶ月ほど封印する予定。


ー総括ー
Windows2000が相変わらず最強のOS。

2007年2月4日日曜日

文章の芸術

物事を正確かつ確実に伝えようとすると、文章は長くなり読み辛くなる。
物事を分かりやすく簡潔に伝えようとすると、文章は正確性を失う。


文章という表現方法が持つジレンマはこういう事で、物書きは往々にしてこのオルタナティブに悩む。
そして研究者や学者など『正確性を重視する人』は前者を選択し、小説家や編集者や僭越ながら私を含む文章書きなどの『読まれる事を重視する人』は後者を選択する。

この二つは文章が持つ制限上、排他的概念である為、「正確で確実で分かりやすく簡潔な文章」というものは基本的には存在しない。

でも存在し得ないはずのものだからこそ、この二つを兼ね備える文章があった場合、それは芸術と呼んで良いのではないだろうか、とも思う。

2007年2月2日金曜日

乾電池の電気代

電池一本の電力を、家の電気料金に換算してみる。
説明が長くなるので、所々でこっそり割愛してます。あしからず。


【前提】
単三アルカリ電池が4個1セットで100円とする。
家の電気料金は、1kW/h(キロワット/時)で25円とする。

【説明】
まず、1W/h(ワット/時)とは何か。
1ワットの電力が1時間働く事。その1000倍で、1キロワット/時。
では、1ワットの算出方法はというと、以下の式となる。

ワット=アンペア×ボルト

アンペアは電流、ボルトは電圧の事ですね。
電流は電気の流れる勢い、電圧は電気の強さだと思えばよいです。

では、上記を踏まえて乾電池。
単三アルカリ電池一本で、1.6ボルトの電圧を1アンペアで5時間出し続けることができます。つまり、

1.6(ボルト)×1(アンペア)=1.6(ワット)

で、それを5時間続けられるから、結果として

1.6(ワット)×5(時間)=8(ワット/時)

つまり一本の中には8ワット/時の電力があると言えます。


で、4個1セットで100円とすると、一本あたりの金額は25円。
我々は8ワット/時の電力を25円で購入している事になります。

でも家では1キロワット/時を25円とお安く買ってるわけで、それに換算すると125倍の電気代を払っている事になる。
アルカリ電池一本で、だよ。
家でやれば25円で済む事を3000円払って外でやってるってのと同じ事なのか、と思うと不思議な気持ちになる。

2007年2月1日木曜日

種類ありすぎ

乾電池には色々と種類があります。

【乾電池一覧】(使い切りタイプのみ)
・マンガン電池
・アルカリ電池
・ニッケル系電池
・オキシライド電池
・リチウム電池
・酸化銀電池


我々が一番使うのは、アルカリ電池でしょうか。よく見る黒い電池(マンガン電池)より長持ちしそうなイメージあるしね。
だから「電池で動くものならアルカリ使っておけばいいんじゃねーの?」と思いがちですが、実はそうとも言い切れないわけで。
そこで、それぞれの電池の種類を列挙してみます。


【長所】
・マンガン電池・・・電力が小さい為、長く使える。
・アルカリ電池・・・大きい電力を連続使用できる。エネルギー単価最強。
・ニッケル系電池・・・強力な電力が出せる。
・オキシライド電池・・・強力な電力を連続使用できる。アルカリの強化版。
・リチウム電池・・・寿命最強。マンガン電池の約10倍。
・酸化銀電池・・・安定性最強。最初から最後まで一定した電圧を供給。


これらの長所を踏まえて話を続けると、例えばアルカリ電池ならば
「少ない電力で動くものには向かず、それなりの電力が必要なものに最適で、かなり電力が必要なものには向かない」
となります。

少ない電力で動くものとは、置時計やリモコンや懐中電灯、ストーブやコンロの着火装置など。
ちょっとでいいのに多めに出してもお釣りが返ってくるわけではないので、マンガン電池よりも早く消耗してしまう。
また液晶テレビやデジカメなんかの場合は、かなり頑張って電力を出さないと動かせないので、やっぱり消耗してしまう。
さらに、精密な動作が必要な腕時計なんかには電圧が不安定すぎて向かないし、数年単位で動く必要があるものにも自然放電ですぐ使えないなるからダメ。
だからポータブルプレイヤーやラジカセやモーターなど、自分に合った用途が一番良く使えるわけ。

このように電池を上手く使うには適材適所が重要。
というわけで、最後にそれぞれの電池の最適プランを。


【適材適所の例】
・マンガン電池・・・置時計、リモコン、着火装置、懐中電灯
・アルカリ電池・・・ポータブルプレイヤー、ラジカセ、ラジコン系
・ニッケル系電池・・・デジカメ
・オキシライド電池・・・液晶テレビ、デジカメ、携帯充電機
・リチウム電池・・・PCやビデオ等の内部電池、長期メモリー保存系全般
・酸化銀電池・・・精密動作をする機械、高級腕時計など