2008年8月22日金曜日

生きてますよー

何気にここが私の生死監視に使われてるらしく、知人からメールが来た次第で。
どうでもいい本日ネタで更新しとこうと思う。


そういえば今月は、身長が残念なタイプの錬金術師のマンガが発売だなぁとコミックコーナーに行った時の話。

少年コミック
少女コミック
青年コミック
成年コミック
ボーイズラブ
・・・ボーイズラブ?!

素通りしかけて思わず二度見する始末。
成年コミックの一部にひっそりあるんじゃなく、一区画を割り振られるほど奴らは成長してるわけ?
しかも大々的に。ポップ付けてアピールなさってますし。

なんかもう、世間の流れに置いていかれた感がしたわけで。
別にそのまま置いていってもらって結構ですが。

2008年7月1日火曜日

理屈屋の葛藤




絶望した。




※この後、問題なく爆発しました※

2008年6月14日土曜日

延々と落ち続ける物体

惰性と呼ぶにもおこがましい位に期間が空いてますが、まぁ気が向いたので。
書くのは相変わらず雑学です。ワンパターンな感じ。


どうも一般的に勘違いされているようですが、人工衛星ってのは「宇宙空間に浮いているもの」では無い。
宇宙は無重力空間であるという認識が強すぎるせいでそう思うらしいのですが、地球の重力(引力)ってのはそれほど甘いものではないわけで。
じゃあ人工衛星はどうやって?ってところを説明してみようと思う。

少し想像力をお貸しください。
手にボールを持ちます。そこから手を離してみます。普通に地面に落ちますね。
今度は軽く投げてみます。10m先で地面に落ちました。
次に思いっきり投げてみます。50m先で地面に落ちました。
これらの事から、「物体にかける運動エネルギーが強ければ強いほど、重力に逆らう事ができる」という事が概念的に分かると思います。

じゃあ、もっともっと運動エネルギーを加えてあげたらどうなるでしょうか。
当然、ボールは地面に落ちるのを避け続ける事になりますよね。
そうなると地球は丸いですから、地面に落ちないままグルッと一周して戻ってきてしまうでしょう。二周目突入です。
じゃあ二周目でボールは落ちるでしょうか?落ちる訳ありません。
この「地球を一周してしまう運動エネルギー」が何らかの形で損なわれない限り、このボールは三周でも四周でも百周でもしてしまう。
つまり重力と、重力に対して垂直なベクトルで移動する物体における運動エネルギーが等しくなるポイントでは、物体は「延々と落ち続ける」事になる。
これを大規模に置き換えたのが人工衛星の概念、というわけです。
ただ浮いているように見えるけど、実は物凄い速度で「慣性飛行してる」んです。奴らは。

概念は理解して頂いた(かどうかは本当のところ多少不安な)ところで、じゃあなぜ数百kmも上空を飛ぶハメになっているのか。
一番大きな理由は空気抵抗が少なくなるからです。
先に述べたボールの例は、実際にやってみても上手くいかないだろう事は容易に想像できると思います。
なぜなら地表付近には濃密な空気が充満している為、それが抵抗になって簡単に運動エネルギーを奪ってしまう。
対して地表から数百km離れると、大気は薄れ、運動エネルギーを奪う要因は少なくなります。
要因が少なくなるという事はそれだけ安定して長期間飛べるという按配。

まぁ、いくら宇宙空間でも完全な抵抗ゼロなんて有り得ないから、徐々に軌道はズレ始めるんですけどね。
それを修正する為の燃料も積んであるんですが、無尽蔵にあるわけじゃないので、それが無くなったら大気圏に突っ込んで燃え尽きてしまいます。
そこで人工衛星の一生は終了、ってわけ。

2008年4月30日水曜日

確定された未来

ネット上の知人と小説について話してた時に思いついたネタ。
ネタというより雑学ですが。


これから言う、ある知的生物を思い描いてください。
その生物はあらゆるものを観て、計算して、その答えを弾き出せるものとします。
その生物の前で例えばボールを投げてみます。するとその生物はボールの位置・運動量・空気抵抗を瞬時に観測して、落下地点を正確に割り出す事ができるでしょう。

ではその考えを少し発展させます。
あらゆる物質の動きが正確に分かるとするならば、その物質がどう動き、その結果がどうなるかを全て見通せる事になりますよね。
宇宙開闢からその生物が世界を観察していたら、全物質の動作から原因と結果を計算して未来の出来事を正確に予測する事ができ、137億年後にあなたがこうしてネットで私の文章を読んでいる事すら分かってるって事になります。
こういう生物を「神」と定義するか「悪魔」と定義するかはお任せしますが。

当然ながら、そんな生物は存在しません。一安心です。
でも実は、存在するかどうかは些末な問題だと思いませんか?
「全ての物質の動きは正確に観測できる」という前提がある限り、未来は決定していることになるわけですから。観測者がいないだけで。
つまり誰も知ることが出来ないだけで、貴方の未来は既に決まってるのです!



まぁ、嘘なんですけどね。
物理法則が全てニュートン力学で計算できると仮定すると、このような話になります。
上記に出てきた知的生物はピエール・ラプラスが考えた「ラプラスの悪魔」と呼ばれるものです。

量子力学が確立した時点で、「未来は決定している」という仮説は否定されました。
なぜなら、ミクロの物質の動きは「決まっているけど人間には観測できない」というものではなく、「複数の状態が共存し合っている」というものだと分かったからです。
例えば一つの電子は複数の場所に存在しえます。
それは複数の場所の「どこかにいる」ではなく、複数の場所に「いる」って事なわけです。理解は難しいかもしれませんが。

物質世界はそういう成り立ちになってるので、仮に全ての情報を知りえたとしても「予測」は不可能って事だ。
実際にその場で観測して、複数の場所に存在するものを一つに確定させてやらなきゃ世界は成立しないってわけ。
よく出来てるなぁと感心する次第であります。

2008年4月1日火曜日

理想論的なアレコレ

エイプリールフールということで、後日「ウソです」と言える事を視野に入れつつ好きな事を言ってみようと思う。仕事面での。


・残業は単なる仕事量の一単位なのであって、成果とは全くの別物である。
・成果は評価対象であるべきものだが、残業は評価対象外であるべきものである。
・成果主義や裁量労働制は結果・能力重視である以上、年功序列的概念は邪魔である事を知る必要がある。

・迷惑がかからない範囲では好きに休めるのが当たり前、という土壌が無いのは異常。
・「定時9時出社が社会人の常識」って意味がわからない。人を待たせない・約束を破らないのが社会人の常識であって、「用事もないのに9時には会社にいる事」は単なる古い慣例以上でも以下でもない。
・人情は保険であって武器ではない。計算の最初から入れるな。

・飲み会は理由無く断ってはならない。
・飲み会を含む社内行事参加率が給与査定に含まれる。
・飲み会を開けば仕事の能率が上がる。飲みコミュニケーションは非常に重要。
・上記三つのうち、いづれかを提唱する老害は早急に何とかすべき。


書いてみて気付いた。愚痴だ、これ。
まぁとりあえず、私は上記を可能な限り遵守する上司を目指してみようかと。
どうなるかは不明ですが。

2008年3月11日火曜日

地球の領域、月の間合い

月ってありますよね。27日かけて地球の周りをグルグル回ってるアレです。
その月が現時点で地球に与えている影響の中で、一番有名なのは海の満ち引き(潮汐)だと思います。
月の引力が地球の公転による遠心力に打ち勝ち、一番近い海面(と一番遠い海面を)ぐいっと引き上げているわけです。この力を、潮汐力と言います。
さて、こういった構造を考えた時に一つの疑問が浮かばないでしょうか。
もっと月が地球に近かったら?

潮汐力というものは天体間の距離の三乗に反比例するので、月と地球の距離がもっと近ければ潮汐力は更に強くなります。
現在の38万5000kmという離れた距離でも、実は月は地球の海面のみならず地表までも最大20cm程度引き上げてしまっているのです。
当然逆のベクトルとして、地球からの潮汐力によって月の地表も引き上げられています。
地球の引力は月の引力の6倍程度強いので、月の表面はこの場合120cm引き上げられていると考えてしまっていいでしょう。(あくまで単純計算として)

では本題に戻って。もし月がもっと近かったら?
距離が近づくわけですから、地球からの潮汐力は更に強くなり、月の表面は120cm以上に引き上げられる事になります。
300cm、400cm・・・ぐんぐん距離が近づくにつれて表面の歪みは大きくなり、ある地点でベリッとタマネギの皮を一枚めくるように月の地表が剥がされる事になります。
簡単に言えば、地球の潮汐力に耐え切れなくなったわけですね。
この耐え切れなくなる限界点の事を、「ロッシュの限界」と言います。
仮にこのロッシュの限界の内側に達するまで月が近かったら、近すぎる月はタマネギの皮むき状態を延々と続けさせられることになり、最終的には衛星としての姿を維持できなくなります。つまり、破壊されてしまう。
要するにロッシュの限界とは「衛星が衛星でいられる限界距離」であり、「衛星が存在しえない不可侵地帯」であり、「地球が自身の殻を守る自律防御領域」でもあるわけです。
ちなみに、地球のロッシュの限界は地球半径の約2.5倍の位置になるので、地表から見たらおよそ1万2000km前後の地点となります。


今現在、月が存在するということは、月はロッシュの限界の外で生まれたという事だけは確実なのですが、もしロッシュの限界の内側で誕生していたら地球は高度1万km付近に土星のような輪っかをもつ惑星になっていたかもしれませんね。
それはそれで、見てみたい気はしますが。

2008年3月2日日曜日

確率の世界

2/15に紹介した素敵同僚が、引越しの邪魔になるからとガスコンロをくれました。
我が家の台所も3年目にしてようやくそれらしくなった模様です。わーい。
まぁ率先して料理をする気はサラサラないので、お湯を沸かすくらいにしか使わない気がしますが。
というわけで今日はガス繋がりで、「シュレディンガーの猫」の話。
・・・我ながら、強引にも程がある。


量子力学では、「電子以下の素粒子の動きは確率的にしか計測できない」という不完全性が存在していて、逆にそれを前提として受け入れられたからこそ発展する事ができました。
じゃあその不完全性って何よ?というのをよく表した思考実験が、「シュレディンガーの猫」なわけです。

内容はというと、

・まず猫を一匹用意します。
・そしてその猫を不透明な箱にいれ、同じく致死性のガスを噴出する装置を入れます。
・この装置は1時間後に作動するもので、作動すれば間違いなく猫は死んでしまう事になります。
・ただその装置は性質上、50%の確率でしか作動しません。
・1時間後、猫は死んでいるでしょうか、生きているでしょうか。

こういうお話。
箱を開けるまで、猫が生きているのか死んでいるのかは分かりませんよね。
このような観測をしない状態では、「猫が死んでいる世界」と「猫が生きている世界」が存在しえる。
そして観測する(蓋を開ける)と、猫が生きていれば「猫が死んでいる世界」が、猫が死んでいれば「猫が生きている世界」が消滅する事になる。
つまり、両方の世界を同時に観測する事はできない、というわけ。


※ちょっと面倒な話開始※
量子力学的に、例えば粒子と波動の両方の性質を持つものを計測すると、どちらかの性質しか観測できない、ということ。
粒子としての動きを観測したとすると、それは波動の動きを観測できなかっただけ。
同じく波動の動きを観測したとすると、粒子としての動きを観測できなかっただけ。
粒子と波動の動きを同時に観測はできない。この前提が量子力学の基礎となる。
※ちょっと面倒な話終わり※


この「シュレディンガーの猫」は我々が生きる空間に多世界的解釈を与えるものでもあります。
パラレルワールドとか、Ifの世界とか、物語に出てくる「二つ以上の世界」という概念はこういったエヴァレット的解釈から着想を得ていると言っても過言ではない。
例えばシュレ猫的確率世界に言わせると、私は今日ガスコンロを得たせいで、「ガス爆発事故に会う世界」の存在確率が飛躍的に増大したわけ。
せいぜい気をつけたいと思います。

2008年2月19日火曜日

思い出したように初期幾何学講座

関連:http://www.doblog.com/weblog/myblog/74795/306#306


以前書いた話のおさらいから。

・平面上の図形について言及するのが、ユークリッド幾何学。
・曲面上の図形について言及するのが、非ユークリッド幾何学。

今日はまた非ユークリッド幾何学のお話。


球面幾何学に代表される非ユークリッド幾何学には面白い特性があって、代表的で面白いものを以下に挙げてみる。


1.三角形の内角の和が180度を超える。
2.二角が同角度の相似な三角形は描けず、必ず合同となる。
3.平行線は描けない。

1.については、以前書いた話ですね。
例えば真球の場合は三角形の内角の和は最大270度となります。


2.についてですが、まず相似とは何か。
相似とは、簡単に言えば「形が同じで大きさだけが違うもの」です。
平面上にこのような図形を書くのは全く容易にできます。二辺が10cmの直角二等辺三角形の相似な図形ならば、例えば二辺が5cmの直角二等辺三角形を描けばいいだけです。残りの角度は、どちらも45度づつですね。

では非ユークリッド幾何学ではどうなるでしょうか。
最初の例のように二辺10cmの直角二等辺三角形(仮にα)を描いたとして、その半分の二辺5cmの直角二等辺三角形(仮にβ)を描いても、残りの二角の大きさはα>βとなります。
※具体的な数値は曲率により変動するので割愛※
つまり角度が違うので相似には成り得ない。
そしてこのα>βの差は、二辺を伸ばしていけば縮まっていきます。
では二辺をどんどん伸ばしていって残り二角の大きさがα=βとなるポイントを探っていくと、結局二辺10cmというところになってしまう。そうなると、大きさ・形ともにαとまったく同じですね。
つまりαとβは合同の図形になり、相似は作れないことになる。


3.については・・・なんかもう十分長くなった気がするので延期ということで。
これ以上書いても読み飛ばされそうな気がしてきた。

ではまた。

2008年2月15日金曜日

まさかの連日更新

引越し屋が大忙しな今の時期、弊社内にも引越しする人がいまして。
なんでも一人暮らしから実家暮らしに逆走するらしい。


同僚「でもさー、実家だと親が勝手に部屋に入ってくんだよね。あれどうにかなんねーか?」

私 「私に言われましても」

同僚「俺個人としては、プライバシー保護は大切だと思うわけよ」

私 「じゃあ、ドアに紙切れ挟んだり蝶番にシャープペンの芯を噛ませたり、無駄に引き出しを二重底にしてガソリン仕込んで発火するようにすればいいのでは?」

同僚「何ノートだよ」

私 「ノートじゃないけど、隠すのは似たようなモノでしょ」

同僚「・・・・・・」
私 「・・・・・・」

同僚「何の為に?」
私 「念の為に」

同僚・私「わははははは」
上司「?」


阿吽の呼吸の馬鹿二人。
計画通り。

2008年2月14日木曜日

質量とエネルギーの等価性

ここにきて二日連続更新なんて誰も想像してないと思われるので、あえてやる事にする。


昨日の記事であるところの「面積が重量によって耐えられなくなる」という現象を、もっと判りやすく一般的に例えられないかと考えたところ、いい例があった。

誰もが子供の頃二~三度は考える、「バケツでプリンを作る」という事象。
これ実際にやってみると、バケツから取り出してもプッチンプリンみたく綺麗な台形にはならず、べちゃっと潰れるどころか下手すると崩壊してしまいます。

なぜこんな事になるかというと、質量という名のエネルギーを受け止めるプリンの床側面積がエネルギーを受け止めきれず、漏れ出したエネルギーがプリン全体に及んでしまうからです。
プリンだったら粉の量でも変えて粘性を高めてやれば、余剰エネルギーを受け止める事が出来るでしょう。
でも人間の筋肉はそうはいかないわけで。破綻、というわけ。



って書いてたら久々にプリン食べたくなってきた。
明日買ってこようと思います。

2008年2月13日水曜日

二乗三乗の法則

非常に「な、な、な、何か書かねば!」という気になったので、ちょっと書く事にする。
といっても無駄知識っぽい話ですが。


人間がレイアウトそのままでウルトラマンのように巨大化したら、おそらく自重で立てなくなるだろうと言われています。
なぜかというと、以下のような計算が大前提としてあるから。

・体積(=体重)は身長の倍率の三乗に比例する。
・面積は身長の倍率の二乗に比例する。

これを踏まえた上で例を出すと、例えば170cm・60kgの人が身長2倍の340cmになったとすれば、体重は二の三乗ですから8倍の480kgになります。
じゃあその480kgを何が支えるのかというと、当然筋力なわけで。
最大筋力は筋肉の断面積に比例するので、身長2倍の場合は断面積は二の二乗となり4倍のパワーが出せる事になる。

パッと聞いた限りでは特に問題はなさそうに思えるかもしれませんが、よくよく考えると8倍になった体重を4倍パワーになった筋力で支えなきゃいけないわけで、170cm・60kgの時に比べて筋肉には2倍の負荷がかかってるわけです。
さらに身長が3倍で計算すると体重27倍の筋力9倍で負荷3倍、身長4倍だと体重64倍の筋力16倍で負荷4倍と、大きくなればなるほど過負荷で破綻傾向となってしまうわけ。

まぁ今から地球重力が4倍になったらと想像したら、そりゃ立ってられないわという気はする。
下半身が筋肉で激太りして三角形みたいな体型になったら、話は別かもしれませんが。

2008年1月1日火曜日

2008年度

とりあえず今年の抱負を言っておこうと思う。
出来ない事を言う趣味はないし、こっそり実行して成功した時だけ功を誇る趣味もないので。
不言実行よりも有言実行。

【抱負】
どこでもよいので、長編小説を書き上げて公募に出す。


「公募に受かる」としないところが、現在の自信のレベルってことで。

ともあれ、あけましておめでとうございます。
皆様にも良い年であるように。