2006年12月21日木曜日

歴史における戦術論

二日続けてこの手のお話です。興味の無い方、すみません。

前回、「戦略上の劣勢は戦術では補えない」という事を言いましたが、歴史的に見れば例外も存在します。
以下がその例。(私の歴史認識における範疇です)


・桶狭間の戦い (織田信長:日本)
・垓下の戦い (劉邦:中国)

※ナポレオンのロシア戦役やジャンヌ・ダルクのオルレアン解放も考えましたが、厳密に言えば違うと思うのでここでは除外


長い長い人類の歴史の中、数万数十万とあった戦いの中でたった二つ。
だからこそ有名になり、英雄になるわけですが、最初からそれ目当てで戦うようでは勝利などおぼつきません。
そういう人が指揮官の場合、戦う前から既に負けており、従軍する人にとっては不幸でしかない。


戦略で優位に立ち、その上で有効に戦術を駆使する。
戦争は九割九分九厘、それで勝敗が決まる事を認知しておくべき。

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