2007年7月8日日曜日

【お題】 たまご

お題貰った瞬間は何でも書けそうで楽勝な感じがしたのですが、実際のところメジャーなだけに書きづらい事に気づいた。
生物学的な分け方の場合は「卵」、調理済みの場合は「玉子」なんてレベルは皆知ってそうだし。
かといって、
「黄身は65度、白身は70度で凝固開始なので65度のお湯に30分漬けましょう」
なんて温泉卵な話もアレだし。

とりあえず、いつも通り雑学っぽい話をしてみる事にする。


【ゆで卵の逆説】
寝かせたゆで卵を勢いよく回すと、回りながら立ち上がります。
この現象は昔々からよく知られていて、生卵とゆで卵の判別方法としても使われてたわけなんだけど、実は何でこういう事が起きるのかが分からない「世紀の難問」とされていたのです。
数百年に渡り色々な物理学者が証明を試みて挫折していく中、2002年3月に慶応大学の下村教授によって証明される事になる。

さらにこの教授、卵を高速回転させる過程でジャンプが生まれる事も発見して、2005年に追証明している。
だから何?とか言わないように。

【卵型】
卵が楕円形の形をしてる理由は、転がって遠くへいかないようにする為ではないかと言われています。
卵を転がしてみると半円を描いて戻ってくる場合もあり、陸上で卵を産む生物は進化の過程でそういう都合のいい形態を選択したのではないかと。

逆説的になるが、樹上で産卵する鳥類などには楕円形の卵は殆ど見られません。
転がるという選択肢ないからね。巣から落ちたら割れるだけだし。

【ナンバーワン】
一度の産卵で最も多くの卵を産む生物は、マンボウ。
その数は三億個。

あらゆる工夫を一切諦めたその仕様は、いっそ清々しいと思う。

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