2007年1月18日木曜日

お題:副流煙

※ネタが無かったので、知人からテーマを貰いました※



まず最初に。
私がタバコを吸うと知ってるくせに、こんなテーマを課す素敵知人の思考をトレース。

sagamiはタバコを吸う → だからブログの記事にはしないだろう → それなら無理矢理にでも有害さを自覚させてしまえ

この推測が当たってるかは不明ですが。
でも確かにタバコについて書く気はサラサラ無かったので、丁度いい機会として書いてみる事にする。


まず最初に、主流煙と副流煙について。

【主流煙】
喫煙者が吸う煙。吸う事でフィルターを通して口から肺へ。

【副流煙】
火種から自然燃焼で生まれる煙。灰皿に置いてると立ち上るアレ。

この二つがタバコより生まれる煙です。
そして主流煙より副流煙の方が害が大きい、というのは有名な話。

では何故、副流煙の方が害が大きいのか。
直感的に感じるのは「副流煙はフィルターを通してないから?」という事じゃないだろうか。
それも確かに間違いではないのですが、実はもっと根源的な話なのです。

タバコは吸う事で、火種が強く燃焼します。
強く燃焼するという事は、その分燃焼する際の温度が高くなります。
温度が高くなると、タバコ内に含まれる物質が効率よく燃えてくれます。
つまり有毒物質も効率よく燃えて別の物質に変わってくれるので、実効的な濃度が薄れるわけです。

翻って、吸わない状態の副流煙。
吸っていない状態に比べ、当然ながら低い温度で常時くすぶり続けます。
温度が低いという事は物質の燃え方がイマイチ。不完全燃焼、が一番近い表現でしょうか。
そうなると有毒物質もなかなか燃えてくれず、有毒物質のまま煙に乗せられてしまう。
これが「主流煙より副流煙の方が害が大きい」本当の理由ってわけ。


こんなもんで如何でしょうか。
ちなみにタバコの良し悪しは、吸ってる人間がグダグダ言っても説得力がない。
タバコを辞める気が無い私に出来る事は、分煙を守る事と、色々な配慮と、タバコをちゃんと消す事。
吸われてもいない副流煙なんて、それこそ無駄以外の何者でもない。

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