2007年1月4日木曜日

暦にも歴史あり

では先日から引き続き、月暦について。
月暦には、色々と雑学があります。


① 語源

1月・・・January → Janus(時の神・ヤヌス)
2月・・・February → Febris(ラテン語・熱)
3月・・・March → Marz(軍神・マルス)
4月・・・April → Apru(美の神・アフロディーテ)
5月・・・May → Maia(豊穣の神・マイヤ)
6月・・・June → Juning(ローマ女神・ジュノー)
7月・・・July → Julius(ユリウス・カエサル)
8月・・・August → Augustus(ローマ皇帝・アウグストゥス)
9月・・・September → Septem(ラテン語・第7の)
10月・・・October → Octo(ラテン語・第8の)
11月・・・November → Novem(ラテン語・第9の)
12月・・・December → Decem(ラテン語・第10の)

よく見ると、食い違うところがあるというのが分かります。
12月が第10?


② 一年の周期

上記の月暦の原型が出来た古代ローマ時代、一年は10ヶ月でした。
今の3月から12月まで。
なので、そこから数えると12月は第10番目の月だという事です。

1月と2月は、グレゴリオ暦で12ヶ月にする時に追加されたものです。


③ 差し替え

大体において語源は神々の名から取られてますが、7月と8月は歴史上の人物の名前です。
7月はユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)
8月は初代ローマ皇帝、アウグストゥス

それぞれ二人の誕生日が7月と8月に相当する月だったため、強権力を持ってた二人は、
「俺って神レベルに偉大だから、差し替えちまおうぜ!」(意訳)
と強引に名前を差し替えてしまいました。


④ 月の日数

1月・・・31日
2月・・・28日
3月・・・31日
4月・・・30日
5月・・・31日
6月・・・30日
7月・・・31日
8月・・・31日
9月・・・30日
10月・・・31日
11月・・・30日
12月・・・31日

パターン的に、31日と30日が交互に来るように作られています。
パターンから外れるのは、2月と8月。
8月とは、前述の通り皇帝アウグストゥス。

「偉大な俺の月が、日数少ない月なんておかしくね?」(意訳)
というわけで、最終月の2月から1日パクってきたせい。
皇帝万歳。

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