2007年1月16日火曜日

今日食べたので、何となく

① 回遊
ウナギは海と川、両方を行き来する回遊魚です。
卵はグアム島近くで産み落とされ、稚魚が日本近郊に戻ってきて、以後5~10年は川で育ちます。
産卵時期になると、またグアム島近くの海まで・・・といったサイクルを送ります。


② 旬
日本には夏真っ盛りの時期に、「土用の丑の日」といってウナギを食べる習慣があります。
夏バテを高タンパクのウナギで乗り切ろう!というのが表向きの趣旨。
でも実はウナギの旬は冬で、夏は脂が乗り切らず味がイマイチなのだ。

では何故夏場にウナギかというと、ウナギが売れなくて困ってる店主に対して某有名な発明家が、
「夏にウナギが売れるような習慣を作ればいいじゃん」(意訳)
とアドバイスしたからという説がある。


③ やる時は、やる
人気がうなぎのぼり、という表現を一度は聞いた事があるはず。
この「うなぎのぼり」、実際ウナギは多少濡れてさえいれば崖すら登る事ができるから、比喩として使われている。
そんな頑張らなくても、という気がしないでもない。


④ 毒
ウナギは血液中に血清を持っていて、その血清中にはイクシオトキシンという毒が含まれており、結構な毒性がある。
目に入れば結膜炎、傷口から入れば皮膚炎、少し口に入っただけでも頭痛になる場合があるとか。
ただこの毒は熱に非常に弱く、焼くと毒性を失ってしまう。だからウナ重はあれほどおいしい。
無理矢理刺身にもできるそうだが、味が渋すぎて一般受けしないらしい。

ちなみにウナギは血液中だけでなく、体表にも粘性毒があります。ヌルヌルするアレです。
こっちはイクシオトキシンほど毒性は強くないのでビビる事はないのですが、怪我した手で捕まえようとすると間違いなく傷口が腫れるので、要注意。

0 件のコメント:

コメントを投稿