2007年9月24日月曜日

交雑種という生命

昨日記事の染色体の続き。
染色体数が違う種族同士で基本的に交配は出来ない。
ただ例外もあるのは自然の摂理上、当然の事なわけで。
その異種間の交雑種を洗い出してみた。

【レオポン】
父親・・・ヒョウ
母親・・・ライオン

【ライガー】
父親・・・ライオン
母親・・・虎

【タイゴン】
父親・・・虎
母親・・・ライオン

【ラバ】
父親・・・ロバ
母親・・・馬

【ケッテイ】
父親・・・馬
母親・・・ロバ

【イノブタ】
父親・・・イノシシ(あるいはブタ)
母親・・・ブタ(あるいはイノシシ)


まぁ細かく言っていけば、更にあるんでしょうけど。
基本的に母親になる側が父親より体躯が大きい場合に掛け合わせが可能なようです。
そうしないと、胎児が大きすぎて母体が耐えられないから。

レオポン・ライガー・タイゴン・ラバ・ケッティに共通する特徴は、
「生殖能力が皆無、あるいは極端に低い」
というところ。
これは染色体数が二の倍数(2n)でない場合が多い為、受精時の減数分裂が上手くいかないから。
減数分裂とは、まぁ細胞分裂みたいなものです。二つに割ろうとしてもその個体の染色体数が奇数だったら、上手く半分にはならないですよね?
そうなると染色体不分離で致死に至ってしまうわけ。
生物ってのはなかなかよく出来ていて、そして難しくもある。

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