2007年9月23日日曜日

生物の多様性

生物の設計図は何かと言われると間違いなくそれは遺伝子で、遺伝子がどこに存在するかというと、染色体の中にあるわけで。
染色体は「ゲノム(遺伝情報)を刻む箱」という意味では種族間で共通なのだが、個々の種族によってその染色体数が違う。例えば人間が23対46本であるのに対し、チンパンジーは24対48本など。

サルと人間の間に子供が生まれない理由はまさにここで、染色体数が違う為に掛け合わせられないボタンのような状況になる為。※1
サルが更に細分化して23対46本の染色体数をもつ種族が出てくれば、人間との間に子供ができるかもしれませんね。
まぁその細分化したサルの一部が、人間なのかもしれませんけど。

参考までに、種族毎の染色体数を記載。

【動物編】
※ +1の意味は、性染色体で性別の確定に使われるもの。
人間          22+1対(46本)
チンパンジー     23+1対(48本)
新世界ザル       7+1対(16本)
メガネザル      39+1対(80本)
犬            38+1対(78本)
ハイイロオオカミ   38+1対(78本)
猫            18+1対(38本)
牛            29+1対(60本)
馬            31+1対(64本)
ロバ           30+1対(62本)
家庭ウサギ      21+1対(44本)
野ウサギ        23+1対(48本)
ニワトリ         38+1対(78本)

などなど。
ライオンと虎の染色体数も調べたけど、分からなくてちょっと消化不良。
誰か知ってたら教えてください。


※1
染色体数が違っても、極稀に例外として繁殖されるものがあります。
例えば、馬とロバを交配させたラバなど。
その場合、染色体数は31+1対(63本)なんていうちょっと奇妙な形になる。

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