2007年8月30日木曜日

合理性は設定を破壊するのか

困った時のファンタジー頼みってことで。

ファンタジーの世界には、よく「マンドレイク」と呼ばれる植物が出てきます。
この植物の使い道は、麻酔薬・媚薬・錬金術の材料・秘薬・不老長寿薬など多岐に渡り、正直守備範囲が広すぎて要するに何も考えてなかったんだね的な印象すらある神秘的な植物です。
この植物の最大の特徴は、人型をしているという事と、抜かれる時に金切り声を上げるという事。
そしてこの金切り声を聞いてしまうと、発狂したり死んでしまったりするという設定があります。

もちろん人間が死んでしまっては困る。でも抜かないと手に入らない。
じゃあどうやるのかというと、正攻法の手段としては犬に抜かせるというもの。
犬の首輪に縄をつけ、末端を土の中のマンドレイクに結ぶ。
こうする事で、犬が動いたり飼い主の元に戻ろうとするとマンドレイクが抜けるって仕組み。もちろん、犬は死んでしまいますが。

この話を聞くたびに、なんだか不本意に抜かされる犬が可哀想に思えてくる。
こんな手段使わなくても、ものすごーく長い(2~300mくらいの)綱を用意してマンドレイクに結び、300m地点から引っ張ればいいんじゃないだろうか。
邪道ですか?やっぱり。

0 件のコメント:

コメントを投稿