2007年8月1日水曜日

聴覚センサー全開

一点を見つめてビタイチ動かない、って時が猫にはありますよね。
明らかに何か見えてんじゃねーの的な。
あれは実際のところ、猫の身体機能で説明ができます。

生物が聞く事の出来る音の領域を可聴域といって、これは種族によって差があります。
人間の場合、16Hz~20000Hz。一般的に20000Hz以上は超音波といわれるものです。
犬の場合は60Hz~50000Hz。人間には聞こえず犬には聞こえるイヌ笛はこの差を利用して、30000Hz以上の音を出すよう作られている。
じゃあ猫はというと、25Hz~78000Hzという実に広い範囲の音を聞くことができるわけ。何気に鬼仕様。
つまり冒頭の動作をする時は、この「人間にも犬にも聞こえない音」を聞いている可能性が高い。

人間でも日常の中で意図しない音が聞こえたら、そっちを観察しますよね。猫もおそらく同じなんだろう。
でもまぁ気になる事には変わりないので、何が聞こえてるのか問いただしてみたくはなる。

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