2007年8月21日火曜日

発電力

電気ウナギってのが存在するのはよく知られた話。
奴等は身体の中に発電細胞ってのを持っていて、ATP(アデノシン三リン酸)を電力に変えることができる。
ATPってのは要するに生命エネルギーみたいなもので、人間や犬や猫、小さいものだとゾウリムシでさえも作り出せるエネルギーです。
我々はそのATPを発熱とか体内合成とかに使ってるんだけど、電気ウナギはそれを電力へと変換できる細胞があるわけ。
じゃあこの電気ウナギ、どれくらいの電力を作り出せるのかというと、

電圧:800~1000V
電流:1アンペア
発生時間:1000分の1秒

うーん、数字だけみるとあんまり大した事ないように思える。というか1000Vがどれくらいの力なのかわからないし。
何か目安がないかなと考えたところ、同じ電流1アンペアのものが結構身近にあることに気付いた。それは電池。
アルカリ電池の電力はというと、以前記事にしたように、

電圧:1.5~1.6V
電流:1アンペア
発生時間:5時間

こんな感じになる。
電池は直列接続で電圧を増やせるので、6本を直列して9Vくらいにして、その100倍を想像したらいいんじゃないかと気付いた。
そして早速やってみた結果、結構ピリピリするのね。針でツンツンされてる感じ。
これの100倍かぁ・・・そりゃ1000分の1秒でもそんなのが人体に流れたらビビるわ。
下手すると心臓麻痺って意味がちょっと分かった気がする。

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