2007年6月4日月曜日

意外と見落としやすい理由

ふと「扇風機って最近見なくなったなぁ」と感じたので、扇風機についてちょっと書いてみる。

扇風機で涼しくなれる理由は、一番よく言われる例を挙げるならば、
『汗が蒸発する時の気化熱(蒸発熱)によって体温が奪われるから』
という事だろう。
でも厳密に言えば、これは半分だけ正解。いや3/4くらいは正解かな?

液体が気体化する際にそこにある熱を奪っていく性質があるのは確かですが、それだけだったらわざわざ扇風機を使わなくてもいいはず。
我々は鳥肌が立たない限り汗腺はフルオープンで、汗は常時かいてるわけですから。

つまり、それを踏まえてより正確な要因を挙げるならば、

・液体である汗が気化する際の気化熱で体温が奪われる。
・気化によって体表近くに停滞していた暖かい空気を対流により一新させ、温度低下の効率を上げる。

この二点が主要因となります。
あとオプションとして「風情」とか「気分」とか、扇風機に当たってるから涼しいに違いないという思い込みなどなど。精神的な要因が若干あるかもしれませんね。


でもこういう事をリアルでクソ真面目に話すと高確率で引かれると思うので、対人的には「気化熱による体温低下」のみでサラッと流しておいた方がいいかもしれない。やっぱり。

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