2007年2月13日火曜日

知ってる事が偉いわけじゃない

前回の記事でわざわざ「素朴理論は悪くない」と注釈を打った理由。
それは、素朴理論は凄く人間らしい、生きる為の知恵でもあるから。

全ての事象に対して科学的に正しい事を分析・判断した上で行動をしようとすると、時間はいくらあっても足りないし精神力をものすごーく消耗する。
我々が今のペースで生きていられるのは、過去の事を自分なりに学習して行動力を最適化しているから。
その結果としての素朴理論なのです。

つまり素朴理論は、人間の処理能力を向上させるロジックそのもの。
1しかない行動力を3にも4にも膨らませる事ができる。
それを「悪い」と一刀両断にしてしまうのは、馬鹿のやること。

だから、科学的ではなかったと恥じる必要は全くない。
そして科学を盾にして他人を攻撃する行為は「勉強は出来るけど頭が悪い人間」の典型である事を肝に銘じておくべき。
もちろん私を含めてね。

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