2007年2月6日火曜日

某ケーキ屋と某大臣を見て思う事

「有名になる」「名前が売れる」って事は、メリットである。
でも逆方向のベクトルとして存在するデメリットを知らないと、えらい目に合う。

【デメリット三姉妹】
1.話題性がある。
2.品行方正が求められる。
3.イメージに対する責任が発生する。


1については、人間同士の共通認識になるため。
存在しない、認識されないものに対して人は「無いもの」として判断する。
しかし「あるもの」として公表される事は、後述する二つを強制的に要求する。

1が発生した際、2のように非の打ち所がない行動、姿勢が求められる。
なぜかといえば、世間は潜在的な悪意による支配傾向が強いから。
これは変な意味ではなく、生物心理として『共通の敵に一致団結して互いの仲間意識を高める』という現象があり、その現象中の「共通の敵」に仕立て上げられる可能性があるという事。
つまり意識的にしろ無意識的にしろ、人間は共感を得る道具として悪意を振りかざし、叩き潰そうと待ち構えているくらいに考える必要が出てくる。

そして勝手に作り上げられたイメージを勝手にぶち壊されて八つ当たりに近い行為が起こりえる。だから3が必要になる。
そこで3を守らないままだと、世間は普通に2の処刑執行を行おうとする。


こうして見ると、有名になった場合には
「自分を殺して聖人君子になる」
「口数を減らす。あるいは黙る」
のどちらかが求められる事になる。人間だから聖人君子なんて無理、とは言わないが結構しんどい。
でも有名人・芸能人・有名企業は上記を守る為、人知れず頑張ってるはずで、大変だなと思う。

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