2時間ほど時間を潰さなければならなかった為、ある古書店を覗いてみた。
そこで見つけたのが、「鳥居はなぜ倒れない」なる本。
おお、確かに。あれほど不安定っぽいのはないよなぁ。でも台風でも倒れないしなぁ。
きっとその科学的見地が書いてあるに違いないと思い、手にとってみる。
「原爆でも倒れない鳥居は、人間の良心の~」
「神に対する日本人の願望が~」
「天皇の尊厳が鳥居に~」
・・・すげぇ、科学のカの字すら出てこなかった。
倒れないのは神のおかげだ、なんて締められても困る。
速攻で本を戻して、ネットで調べてみたら、どうやら鳥居は力を分散させる構造になってるらしい。
地震や台風の時に、倒そうとする力に対抗するのではなく、力に逆らわないようにする事で立っていられるそうな。
建築物で言えば、ビルの免震構造。
植物で言えば、竹。
そうする事で、昔の鳥居は足を地面に埋めなくても数百年立っていられた。
逆に科学理論上、絶対に倒れない深さまで足を埋めた最近の鳥居は、地震で倒れはしなかったがボキボキ折れたとの事。
これは教訓でもあり、笑い話。
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