2006年11月13日月曜日

誕生日のパラドックス

直感的な印象と実際の数値が食い違う、有名な例です。
ネタが無いから雑学に逃げる気だなと気付いた人は鋭い。後で職員室に来なさい。


「何人集まれば、同じ誕生日の人がいる確率が50%を越えるか」
先に言うと、答えは23人です。
予備知識の全く無い人に言えば、多分「え?」っていう不思議な感覚になってくれると思います。

こういう感覚が生まれる原因は、今までの経験則が常識として刷り込まれてるから。
人生の中で一番人と繋がりやすい学校という集団生活の中でさえ、自分と同じ誕生日の人と出会う事は滅多にない。
教室をガラガラッと開けて、クラスに同じ誕生日の人がいて盛り上がる、なんてのもない。
だから、そういうものだと思ってしまう。

まぁ例題の言葉も軽いトリックなので、実際の私達の直感に近くなるよう直してみると、
「何人集まれば、"自分と"同じ誕生日の人がいる確率が50%を越えるか」
これだと、答えは253人です。
私達の持つ感覚にぐっと近くなります。

つまり、最初の例題は第三者視点で見た結果。
次の例題は当事者視点で見た結果。

日常を色んな視点で物事を見る意義は、正にここにあると思う。
気付かないものに気付くため。見過ごさないようにするため。
そういうお話でした。

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