2007年5月17日木曜日

遠視 のち ときどき 近視

昨日の話のおまけ的な。
「なんで近視の進行は20歳前後で止まるんだろう?」と思って調べたら、人間ってのは例外なく子供から大人になる過程で近視になるそうです。
理由は眼球の成長。新生児から20歳くらいまで眼球が徐々に大きくなっていき、それに伴い網膜への焦点ポイントが相対的に短くなっていくかららしい。

元々人間は遠視気味で生まれるそうで、小学校くらいの時も遠視だったはずなんです。
でも「遠くのものが良く見えた」という印象だけが鮮明に残り、「近くのものは見辛かった」という記憶は忘れがちになってしまう。
そこから中学時期に眼球の成長に伴って正視になり、高校時期の成長で近視になる。

20歳超えても正視の人は子供の頃は強度の遠視で、眼球が成長したおかげで丁度良く正視になっただけ。
20歳超えて強度の近視の人は子供の頃に正視で、眼球が成長したせいで焦点が短くなりすぎたわけ。
そしてこのような近視の原因となる要因は、主に遺伝のせいではないか、というのが現状における大勢での見解です。


昔々、「暗い所で本を読むと眼が悪くなる」「テレビゲームをやりすぎると眼が悪くなる」なんて散々言われたけど、今では専門家でもこういう説を信じていない。
そりゃそうだよな。それで悪くなるなら20歳以降で近視が止まる理由を説明できないし、今頃私は0.001とかになってそうだ。

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