2007年5月9日水曜日

【お題】ハンバーグ

※ネタが無かったので、知人からテーマを貰いました※


メジャーな話からマイナーな話まで、ごちゃ混ぜで雑学をお届け。


【米国では何と呼ぶ?】
ハンバーグといえばアメリカという印象がありますが、アメリカで「ハンバーグ」と言っても通じません。「ハンバーガー」もしくは「ハンバーグステーキ」と言いましょう。
ついでに言えば、ファーストフードのアレも「ハンバーガー」。ちょっとややこしいですね。
アメリカ人的に「ハンバーグ」という言葉は、「ドイツの都市ハンブルグ」だと認識しているようです。


【ハンバーグの名前の由来は?】
ぶっちゃけ上にもあるように、ドイツの都市であるハンブルグから伝わった食い物なので「ハンバーグステーキ」と呼んだのが始まり。
伝わった先はイギリス。つまりイギリス人が名付け親ってことになるんですが、かの国は同じくハンブルグから来た鶏に「ハンバーグ種」と名づけたり、超適当。
白くない猫だから「シロデナシ」と名付ける誰かと同レベル。


【ハンバーグの元祖は?】
何故ハンバーグは挽肉(ミンチ)を使うのかって考えた事ありませんか?
あれには、「硬い肉でも柔らかく食べられるように」って意図があります。

考えついたのは、タタール人。
13世紀、東は中国から西はヨーロッパ中部にまで至る人類史において最大級の国家である「モンゴル帝国」を築いたタタール人は、領土が広くなって遠征距離が長くなるにつれて食料問題を抱えることになる。
いい食料源はないか・・・と考えるうち、「自分たちが乗ってる馬があるじゃないか!」と気づく。
でも自分たちが乗り回して鍛えた馬の肉は筋肉だらけで硬く、どうしようもない。
なんとか美味しく食べたい・・・と悩んだ挙句、「圧力かけてほぐしてやったらいいんじゃね?」と閃く。
こうして「死んだ馬の肉片を尻に敷いて馬に乗る」という手法によって解決。
その手法が料理法として、支配された側のヨーロッパにも伝わりましたとさ。

余談ですが、このタタール人に由来する調味料もあって、エビフライとかに使う「タルタルソース」がそれ。
タタール人、意外と食にうるさい。

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