2007年10月4日木曜日

生物的特性

猫の面白い特性として、「物を見るときにはまっすぐに見る」というものがあります。
例えば目の前にオモチャを差し出して左右に振ると、物凄い勢いで首を振ってオモチャの動きを追いかけます。

これは猫なりに考えた結果の動きでして、結論を言ってしまえば「なるべく眼の中心窩で捕らえようとしている」という事の表れ。
中心窩で物体を捕らえられたら、色々良い事があります。

・中心窩は最も視力が良い部分なので、物体の判別力が上がる。
・物体への距離感がはっきり判るので、行動予測がしやすい。
・確実な立体視が出来る。

奇襲戦法が生きる秘訣だった猫にとって、獲物を仕留める確実性を上げる為に選択した道なんだろうと思う。
一方人間は、平気で横目による情報収集をやりますよね。これは脳での処理能力が一番の武器だから、情報はあればあるだけ良いからって事になる。

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