2007年10月2日火曜日

地球で生命が生まれた時からの仕様

地球外知的生命体がいるかどうかは置いておいて、もし未確認生物が発見された場合その生物が地球外からきたものなのかは割と容易に判断が出来る。
単純な話だが、DNAの仕組みを調べればよい。

1.地球上の真核生物のDNAを構成する塩基は、アデニン・グアニン・シトシン・チミンの4個。
2.この4個のうち、3個を1セット(この配列をコドンという)としてタンパク質を構成するアミノ酸1個に翻訳する。
3.コドンから翻訳される、生物を構成する主要アミノ酸の種類は20個である。

こういう仕様。
まず1からだが、地球生命は4個の核酸塩基でDNAが構成されているが、塩基は数十種類あるということ。
次に2については、「塩基3個で1コドン」という事に必然性はない。別に2個で1コドンでもよいし4個で1コドンでもよいということ。
3については言わずもがな。20個以外のアミノ酸で構成されたものなんだからね。

つまり地球外生命かも?と思われるもののDNAを調べて、核酸塩基が4個だったり10個だったりすれば間違いなく確定だし、1コドンの単位が3個以外であった場合もかなり怪しい。
逆に言えば核酸塩基が4個で更に塩基の種類も一緒で、1コドンが塩基3個で翻訳されてたら、いくら「地球外生命だ!」と主張しても鼻で笑われますよと。
数万パターンの可能性のうち、地球外生命が地球生命と全く同じ仕様を使ってるはずがないわけで。
それは間違いなく地球由来の生物だと確率が教えてくれてるわけ。

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