2007年3月16日金曜日

流体力学より

松坂大輔のジャイロボール騒動で思いついたネタ。
通常のボールとジャイロボールの違いはというと、回転です。

通常のボール・・・逆回転
ジャイロボール・・・螺旋回転

本質的にはこれだけの差です。
ではこれで何が起こるかというと、

通常のボール・・・揚力が発生するが、空気抵抗が大きいので減速しやすい
ジャイロボール・・・揚力は発生しないが、空気抵抗が小さいので減速しにくい

となります。
つまりジャイロボールが有利だと言われる所以は、今までとは正反対の力学が働く為、バッターがそれに慣れていないからという事になる。
伸びる球は速い。
伸びない球は遅い、あるいは変化球。
それが十数年間の常識。
なのにジャイロボールときたら揚力が無いせいで伸びないくせに、減速しないから馬鹿みたいに速いという、けしからん始末。

人間って習慣とパターンの生き物だからなぁ。そりゃ仕方ないわ。

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