2007年3月19日月曜日

【お題】プレイステーション3

※ネタが無かったので、知人からテーマを貰いました※


素敵すぎるお題です。
正直、Wiiが派手に成功してるせいで道端の石くらいに存在感が薄いところでしたが、現状までの所感を書いてみようと思う。


【スペック】
CPU・・・Cellマルチコアプロセッサ 3.2Ghz。PS2の30倍の処理速度
グラフィック・・・GeForce7800 GTX
メモリ・・・XDR DRAM。一般的に普及してるDDR2 SDRAMの2倍速
サウンド・・・標準5.1ch、最大8ch
ディスク・・・ブルーレイディスク。片面27GBの記憶容量
通信・・・1000BASE-T(ギガビットイーサネット)。普通の10倍


うん、凄いね。私のメインPCでもスペック的には勝負にならない。
この規模を自作PCで作ろうと思ったら、20万円はしそうだ。
そこを6万円で出してるから、胸を張りたいのはよくわかる。

これを踏まえた上で、じゃあPS3の何が問題だったのかというと、以下の事が挙げられる。

1.売れる事を前提にした。
2.ソフト開発力をオーバーしたスペック。
3.投入する時期を間違えた。

パッと感じる限り、こんなところだろう。


まず1についてだが、PS3はPS・PS2のように売れるはずというソニーの思惑が構成スペックから見て取れる。
PS2は現在のゲーム機のスタンダードと言っていい地位にあると思う。
PS3はそうなれる事を前提に考え、その地位に収まった次の事を考えた設計のように思える。
本来ハード機器は、ユーザーに買わせる所にスタート地点があるはずなのだが。

2は割と単純で、「スペックを使い切るソフトが作れるのか」という話。
PS3はあらゆる面でPS2を上回っている。それは事実。
では次に求められるのは、そのPS3独特のスペックを引き出したソフトとなる。でなければ意味がない。
純労働力の話として、そんなソフトを作ろうと思ったら今の生産コストでは作れない。
そうなると、ソフト開発側は二の足を踏む。
結果としてキラーソフトが生まれない。
生まれないのでPS3が売れず・・・という悪循環に陥る。

3については、2に少し掛かってきます。
つまりPS3のスペックに世間が追いついていないのが致命的なんじゃないかと。
例えるなら、本がないのに本棚買ってどうするんだとか。
テレビがないのにHDDレコーダー買うか?とか。そのレベルの話。
ブルーレイディスクなんてその最たるもの。27GBて。ゲームですよ、ゲーム。
コピープロテクト目的なのはわかるけども。


【総括】
歯車が回りだせば一気に売れそうだが、実は歯車自体が重過ぎて回らない。
回り出しそうな時までに錆付かなきゃいいけど。

ソニーはマイクロソフトを目指し、PS3はWindowsを目指した。
スタート時期を間違えて、現状は失敗傾向だが。

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