2007年3月15日木曜日

自由意志

「ボランティア」という言葉に対してイメージを聞くと、「無償で何かをする人」という答えが返ってきやすい。
実はこれ、だいぶ間違っていたりする。

そもそもボランティアという言葉は、「志願兵」あるいは「義勇兵」を意味する。
家族を守る為だとか、敵が攻めてきて畑が荒らさせない為だとか、そういった『問題に対して立ち向かう姿勢』がボランティアの本質的な意味である。
つまりそこに純然たる意思があり、自発的態度があれば、それはボランティア足り得る。

それなのに、日本では「ボランティア=無償奉仕」と定義してしまった。
上記で述べたように、ボランティアとは本来有償・無償が問題ではない。
しかしこの定義によって、「無償奉仕は当然」・「ボランティアが金を貰う=悪」という先行イメージが発生する結果になった。
その煽りで「無償で良い事をやって偉いね」と褒められる事が目的になっちゃってる気がする。


無償でやる事を評価するのではなく、問題に対して立ち上がった事を評価して欲しい。
過去にそう感じた事を、ちょっと思い出したりして。

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