2007年4月17日火曜日

行動のセオリー

前日の記事に付随して。
割と有名な話だと思けど、ネタはアグレッシヴに拾うべし。

ブロークン・ウィンドウ・セオリーと呼ばれる概念があります。
直訳すると「割られた窓の理論」なんだけど、どういう事かというと

「十枚の窓ガラスがあって、一枚を割れたままにしておくと、そのうち全てのガラスが割られる」

というもの。
ほんの少しの秩序の乱れが、全体に影響を及ぼすという事象を表している。
これの説明で、ニューヨークの治安維持が実例で出されたりします。
「治安が悪かったニューヨークの街を良くしたのは、割れた窓の修繕からだった」という感じでしょうか。
人間って自分が第一人者になるのは躊躇うけど、前例があれば余裕かつ加速度的に何でもやっちゃうからね。


この概念は色々な捕らえ方があると思うけど、個人的には「最初のステップを潰す」という手法は人間心理を考えると正しいと思う。
「全員で社会環境を良くしましょう」なんて世迷言を啓蒙するよりも、こういう風に人間心理を逆手に取った手段の方が現代社会では良いのかもしれないね。

0 件のコメント:

コメントを投稿