困った時のファンタジー頼みってことで。
ファンタジーの世界には、よく「マンドレイク」と呼ばれる植物が出てきます。
この植物の使い道は、麻酔薬・媚薬・錬金術の材料・秘薬・不老長寿薬など多岐に渡り、正直守備範囲が広すぎて要するに何も考えてなかったんだね的な印象すらある神秘的な植物です。
この植物の最大の特徴は、人型をしているという事と、抜かれる時に金切り声を上げるという事。
そしてこの金切り声を聞いてしまうと、発狂したり死んでしまったりするという設定があります。
もちろん人間が死んでしまっては困る。でも抜かないと手に入らない。
じゃあどうやるのかというと、正攻法の手段としては犬に抜かせるというもの。
犬の首輪に縄をつけ、末端を土の中のマンドレイクに結ぶ。
こうする事で、犬が動いたり飼い主の元に戻ろうとするとマンドレイクが抜けるって仕組み。もちろん、犬は死んでしまいますが。
この話を聞くたびに、なんだか不本意に抜かされる犬が可哀想に思えてくる。
こんな手段使わなくても、ものすごーく長い(2~300mくらいの)綱を用意してマンドレイクに結び、300m地点から引っ張ればいいんじゃないだろうか。
邪道ですか?やっぱり。
2007年8月30日木曜日
2007年8月28日火曜日
二つの幾何学
三角形の内角の和は180度、というのが常識。
しかし別の視点から見ると、三角形の内角の和が270度のものも存在する。
理屈はこうです。想像しにくいかもしれませんが・・・
まず、ボールを想像してください。
そのボールを真ん中から半分に切ります。
半球になったボールを、さらに真ん中から直角に切ります。
二つになった一方を、さらに真ん中から直角に切ります。
これで八分の一になったボールが出来上がりました。
その八分の一になったボールを球面側から見ると、三角形に見えるはずです。
そしてその内角は、すべて真ん中から直角に切っているので、90度+90度+90度=270度。
内角の和が270度の三角形が出来上がりました。
どうですか?納得できましたか?
我々が学校で習う「三角形の内角の和は180度」というのは、平面のみを扱う「ユークリッド幾何学」で言えば間違いなくその通りです。
でも曲面を扱う「非ユークリッド幾何学」で言えば、270度も正解となりえるわけ。
しかし別の視点から見ると、三角形の内角の和が270度のものも存在する。
理屈はこうです。想像しにくいかもしれませんが・・・
まず、ボールを想像してください。
そのボールを真ん中から半分に切ります。
半球になったボールを、さらに真ん中から直角に切ります。
二つになった一方を、さらに真ん中から直角に切ります。
これで八分の一になったボールが出来上がりました。
その八分の一になったボールを球面側から見ると、三角形に見えるはずです。
そしてその内角は、すべて真ん中から直角に切っているので、90度+90度+90度=270度。
内角の和が270度の三角形が出来上がりました。
どうですか?納得できましたか?
我々が学校で習う「三角形の内角の和は180度」というのは、平面のみを扱う「ユークリッド幾何学」で言えば間違いなくその通りです。
でも曲面を扱う「非ユークリッド幾何学」で言えば、270度も正解となりえるわけ。
2007年8月27日月曜日
共通項は意外なところに潜む
上司A「へー、そうなんだ。大学で錬金術の研究ね」
私「そうです。興味深くて面白かったですよ」
上司A「じゃあ、あれなの?両手をパンと叩いたら鋼を練成できたりする?」
私「!!」
・・・錬金術の研究をしてただけで、錬金術師じゃありません。
というかあのマンガを知っていたという事実にビビる。
私「そうです。興味深くて面白かったですよ」
上司A「じゃあ、あれなの?両手をパンと叩いたら鋼を練成できたりする?」
私「!!」
・・・錬金術の研究をしてただけで、錬金術師じゃありません。
というかあのマンガを知っていたという事実にビビる。
2007年8月26日日曜日
昔の知識を引っ張り出してみた
大学生の頃、歴史学として錬金術の研究をしてました。
昔取った杵柄ってことで錬金術の話を少々。
東洋にも西洋にも古代から「卑金属を金に換える」という根源的意味での錬金術が存在していた。
距離的に言えば地球規模で半周するほどの離れた土地に何故同じ錬金術をいう概念が発生したかというと、その理解背景に万物の成り立ちについての理解があったものと思われる。
東洋は古代思想として自然哲学に五行説を当てはめて考えてきた。
万物の組成は木・火・土・金・水から成るというもので、この五つの元素が相互に影響しあって存在しているというもの。
一方西洋は同時期、アリストテレス的四大元素が一般的に信じられていて、自然科学における通念であった。
万物は火・空気(風)・水・土で組成されていて、その構成の割合や状態の違い(湿と乾)によって多種の物質があるのだという概念。
東洋と西洋、五つ四つと数は違えど共通するものは、
「その数十パターンの組み合わせを変えてやれば、物質は変化しうるものだ」
という枠組みの中にいたという事。
そりゃ本当に元素四つや五つで世界が構成されていたら、そう思ってしまうのも無理はないと思う。
特に西洋はこの社会的通念を十六世紀付近まで持ち続けたので、錬金術は長い間、当時の科学として君臨しえた。
実は元素は100以上もあるんだよってことが判明したら、それこそ物凄い勢いで風化していったが。
余談ですが、東洋と西洋の金に対する認識に面白い違いがあって、
東洋=錬金術によって作られた金<自然に存在する金
西洋=錬金術によって作られた金>自然に存在する金
と全く正反対の評価になっていたところ。
思想的な背景である可能性が高いですが、もしかしたら東洋は西洋に比べて贋金(メッキの金)で騙された人が多かったのかもしれませんね。
昔取った杵柄ってことで錬金術の話を少々。
東洋にも西洋にも古代から「卑金属を金に換える」という根源的意味での錬金術が存在していた。
距離的に言えば地球規模で半周するほどの離れた土地に何故同じ錬金術をいう概念が発生したかというと、その理解背景に万物の成り立ちについての理解があったものと思われる。
東洋は古代思想として自然哲学に五行説を当てはめて考えてきた。
万物の組成は木・火・土・金・水から成るというもので、この五つの元素が相互に影響しあって存在しているというもの。
一方西洋は同時期、アリストテレス的四大元素が一般的に信じられていて、自然科学における通念であった。
万物は火・空気(風)・水・土で組成されていて、その構成の割合や状態の違い(湿と乾)によって多種の物質があるのだという概念。
東洋と西洋、五つ四つと数は違えど共通するものは、
「その数十パターンの組み合わせを変えてやれば、物質は変化しうるものだ」
という枠組みの中にいたという事。
そりゃ本当に元素四つや五つで世界が構成されていたら、そう思ってしまうのも無理はないと思う。
特に西洋はこの社会的通念を十六世紀付近まで持ち続けたので、錬金術は長い間、当時の科学として君臨しえた。
実は元素は100以上もあるんだよってことが判明したら、それこそ物凄い勢いで風化していったが。
余談ですが、東洋と西洋の金に対する認識に面白い違いがあって、
東洋=錬金術によって作られた金<自然に存在する金
西洋=錬金術によって作られた金>自然に存在する金
と全く正反対の評価になっていたところ。
思想的な背景である可能性が高いですが、もしかしたら東洋は西洋に比べて贋金(メッキの金)で騙された人が多かったのかもしれませんね。
2007年8月23日木曜日
氷河期の谷
厳密な定義に従えば、地球規模で温度が低下する「氷河期」は終わっていないという事実。
氷河期には世界の半分が凍りつく「氷期」と、それに比べると比較的暖かい「間氷期」があります。
氷期が過ぎて間氷期が来て、また氷期になって・・・といったサイクルで4000万年前からの氷河期により地球環境は変わっているわけです。
現在、北極・南極・グリーンランド他に凍土がある以上、「氷期が終わった」と表現する事は出来ても「氷河期が終わった」と言うのは正確ではないというわけ。我々人間は、つかの間の谷間である暖かい期間を謳歌しつつ地球という苗床に生息している。
そして数万年後にはまた、生物には辛い山場が待ち構えている。
ちなみに本当の意味で氷河期が終わり、北極と南極他の凍土が全て溶ける日は必ず来ます。推測では一億年後くらい。
温度が5~10℃上昇し、それによって海水が膨張して陸地を飲み込んでいく。
日本や諸島列島は軒並み水没し、現在の大陸の半分が海の底にある世界。それでも地球は平然と回っていて、そこには必ず生物も悠然と闊歩している。変な形に進化した奴等かもしれないけど。
こういうマクロな視点を持ってみると、日常風景にちょっとした違和感というか不思議な感覚を得られるから面白い。
たまにはいいかもしれない。毎日だと疲れるけど。
氷河期には世界の半分が凍りつく「氷期」と、それに比べると比較的暖かい「間氷期」があります。
氷期が過ぎて間氷期が来て、また氷期になって・・・といったサイクルで4000万年前からの氷河期により地球環境は変わっているわけです。
現在、北極・南極・グリーンランド他に凍土がある以上、「氷期が終わった」と表現する事は出来ても「氷河期が終わった」と言うのは正確ではないというわけ。我々人間は、つかの間の谷間である暖かい期間を謳歌しつつ地球という苗床に生息している。
そして数万年後にはまた、生物には辛い山場が待ち構えている。
ちなみに本当の意味で氷河期が終わり、北極と南極他の凍土が全て溶ける日は必ず来ます。推測では一億年後くらい。
温度が5~10℃上昇し、それによって海水が膨張して陸地を飲み込んでいく。
日本や諸島列島は軒並み水没し、現在の大陸の半分が海の底にある世界。それでも地球は平然と回っていて、そこには必ず生物も悠然と闊歩している。変な形に進化した奴等かもしれないけど。
こういうマクロな視点を持ってみると、日常風景にちょっとした違和感というか不思議な感覚を得られるから面白い。
たまにはいいかもしれない。毎日だと疲れるけど。
2007年8月21日火曜日
発電力
電気ウナギってのが存在するのはよく知られた話。
奴等は身体の中に発電細胞ってのを持っていて、ATP(アデノシン三リン酸)を電力に変えることができる。
ATPってのは要するに生命エネルギーみたいなもので、人間や犬や猫、小さいものだとゾウリムシでさえも作り出せるエネルギーです。
我々はそのATPを発熱とか体内合成とかに使ってるんだけど、電気ウナギはそれを電力へと変換できる細胞があるわけ。
じゃあこの電気ウナギ、どれくらいの電力を作り出せるのかというと、
電圧:800~1000V
電流:1アンペア
発生時間:1000分の1秒
うーん、数字だけみるとあんまり大した事ないように思える。というか1000Vがどれくらいの力なのかわからないし。
何か目安がないかなと考えたところ、同じ電流1アンペアのものが結構身近にあることに気付いた。それは電池。
アルカリ電池の電力はというと、以前記事にしたように、
電圧:1.5~1.6V
電流:1アンペア
発生時間:5時間
こんな感じになる。
電池は直列接続で電圧を増やせるので、6本を直列して9Vくらいにして、その100倍を想像したらいいんじゃないかと気付いた。
そして早速やってみた結果、結構ピリピリするのね。針でツンツンされてる感じ。
これの100倍かぁ・・・そりゃ1000分の1秒でもそんなのが人体に流れたらビビるわ。
下手すると心臓麻痺って意味がちょっと分かった気がする。
奴等は身体の中に発電細胞ってのを持っていて、ATP(アデノシン三リン酸)を電力に変えることができる。
ATPってのは要するに生命エネルギーみたいなもので、人間や犬や猫、小さいものだとゾウリムシでさえも作り出せるエネルギーです。
我々はそのATPを発熱とか体内合成とかに使ってるんだけど、電気ウナギはそれを電力へと変換できる細胞があるわけ。
じゃあこの電気ウナギ、どれくらいの電力を作り出せるのかというと、
電圧:800~1000V
電流:1アンペア
発生時間:1000分の1秒
うーん、数字だけみるとあんまり大した事ないように思える。というか1000Vがどれくらいの力なのかわからないし。
何か目安がないかなと考えたところ、同じ電流1アンペアのものが結構身近にあることに気付いた。それは電池。
アルカリ電池の電力はというと、以前記事にしたように、
電圧:1.5~1.6V
電流:1アンペア
発生時間:5時間
こんな感じになる。
電池は直列接続で電圧を増やせるので、6本を直列して9Vくらいにして、その100倍を想像したらいいんじゃないかと気付いた。
そして早速やってみた結果、結構ピリピリするのね。針でツンツンされてる感じ。
これの100倍かぁ・・・そりゃ1000分の1秒でもそんなのが人体に流れたらビビるわ。
下手すると心臓麻痺って意味がちょっと分かった気がする。
2007年8月20日月曜日
社会というか業界的傾向
若干自分の首を絞める事かもしれませんが、小話ってことで。
IT業界と言われるところは性質上、IDとパスワードを設定する機会が多いです。
でもまぁ両者を最初から真面目に考える事は少なく、特にパスワードは客先への納品前だと高確率で頭のユルい文字列になっているって事。
以下が初期におけるパスワードの一例。
・password
→かなりそのまま。考える気ゼロ。
・passwd
→考える気ゼロその2。UnixやLinuxの環境でよく見る。
→余談だが、passwdはパスワードを変更する時のUnix系コマンドだ。
・IDと一緒
→ゼロその3。とりあえずと思いつつ、そのまま納品まで直されない場合も。
・IDの二度繰り返し
→某ソフトウェアの特権ユーザーでadminadminとか。Linux特権ユーザーでrootrootとか。
・IDに01や001をつける
→例では、admin01やroot001など。
→ちなみに特定名+01は割と納品後も普通に使われている場合が多い。
・a1b2
→気が利いてそうで利いてない例
・zaq12wsx
→通称ザック。qwerty配列キーボードで、zキーから上って2キーから下ってくるというもの。
→qwerty配列という名称がqキーから横に読んだものなので、そのパクりとも言える。
・ZAQ!"WSX
→通称シフトザック。Shiftキー押しっぱなしでザックを入力するもの。
こういう馬鹿らしいところからアタックするのがソーシャルハックと呼ばれるパスワードクラックの手法。
a~zと数字の組み合わせが膨大にあるからって、なかなか無意味な文字列はパスワードにしたがらないものだから、想像以上に範囲は狭いと言える。
IT業界と言われるところは性質上、IDとパスワードを設定する機会が多いです。
でもまぁ両者を最初から真面目に考える事は少なく、特にパスワードは客先への納品前だと高確率で頭のユルい文字列になっているって事。
以下が初期におけるパスワードの一例。
・password
→かなりそのまま。考える気ゼロ。
・passwd
→考える気ゼロその2。UnixやLinuxの環境でよく見る。
→余談だが、passwdはパスワードを変更する時のUnix系コマンドだ。
・IDと一緒
→ゼロその3。とりあえずと思いつつ、そのまま納品まで直されない場合も。
・IDの二度繰り返し
→某ソフトウェアの特権ユーザーでadminadminとか。Linux特権ユーザーでrootrootとか。
・IDに01や001をつける
→例では、admin01やroot001など。
→ちなみに特定名+01は割と納品後も普通に使われている場合が多い。
・a1b2
→気が利いてそうで利いてない例
・zaq12wsx
→通称ザック。qwerty配列キーボードで、zキーから上って2キーから下ってくるというもの。
→qwerty配列という名称がqキーから横に読んだものなので、そのパクりとも言える。
・ZAQ!"WSX
→通称シフトザック。Shiftキー押しっぱなしでザックを入力するもの。
こういう馬鹿らしいところからアタックするのがソーシャルハックと呼ばれるパスワードクラックの手法。
a~zと数字の組み合わせが膨大にあるからって、なかなか無意味な文字列はパスワードにしたがらないものだから、想像以上に範囲は狭いと言える。
2007年8月19日日曜日
2007年8月18日土曜日
影で頑張る物質
明治時代からの夏の風物詩といえば、鬱陶しい蚊を退治してくれる蚊取り線香。
蚊取り線香の意外な事実として、立ち上る煙自体に殺虫効果はないって事。普通はあの煙が蚊を殺してくれてるんだと思ってしまいますよね。
実際に蚊を殺してくれる成分は「ピレスロイド」と呼ばれる化学物質で、煙とは別ルートで燃焼により揮発して拡散していく。
このピレスロイドは目に見えないものなので、蚊取り線香の煙を身体中にまとわりつかせて虫除けがわり、なんてのはトコトン無駄な上に煙いだけなので要注意だ。
ちなみにこのピレスロイド、昆虫類、両生類、爬虫類にとっては神経毒となる。
趣味で虫やトカゲを飼ってる人は要注意。
哺乳類や鳥類が大丈夫な理由は、神経細胞にピレスロイドと結合する受容体がないから、とか詳しく話すとちょっと面倒臭い話になるので割愛ってことで。
蚊取り線香の意外な事実として、立ち上る煙自体に殺虫効果はないって事。普通はあの煙が蚊を殺してくれてるんだと思ってしまいますよね。
実際に蚊を殺してくれる成分は「ピレスロイド」と呼ばれる化学物質で、煙とは別ルートで燃焼により揮発して拡散していく。
このピレスロイドは目に見えないものなので、蚊取り線香の煙を身体中にまとわりつかせて虫除けがわり、なんてのはトコトン無駄な上に煙いだけなので要注意だ。
ちなみにこのピレスロイド、昆虫類、両生類、爬虫類にとっては神経毒となる。
趣味で虫やトカゲを飼ってる人は要注意。
哺乳類や鳥類が大丈夫な理由は、神経細胞にピレスロイドと結合する受容体がないから、とか詳しく話すとちょっと面倒臭い話になるので割愛ってことで。
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