2008年2月13日水曜日

二乗三乗の法則

非常に「な、な、な、何か書かねば!」という気になったので、ちょっと書く事にする。
といっても無駄知識っぽい話ですが。


人間がレイアウトそのままでウルトラマンのように巨大化したら、おそらく自重で立てなくなるだろうと言われています。
なぜかというと、以下のような計算が大前提としてあるから。

・体積(=体重)は身長の倍率の三乗に比例する。
・面積は身長の倍率の二乗に比例する。

これを踏まえた上で例を出すと、例えば170cm・60kgの人が身長2倍の340cmになったとすれば、体重は二の三乗ですから8倍の480kgになります。
じゃあその480kgを何が支えるのかというと、当然筋力なわけで。
最大筋力は筋肉の断面積に比例するので、身長2倍の場合は断面積は二の二乗となり4倍のパワーが出せる事になる。

パッと聞いた限りでは特に問題はなさそうに思えるかもしれませんが、よくよく考えると8倍になった体重を4倍パワーになった筋力で支えなきゃいけないわけで、170cm・60kgの時に比べて筋肉には2倍の負荷がかかってるわけです。
さらに身長が3倍で計算すると体重27倍の筋力9倍で負荷3倍、身長4倍だと体重64倍の筋力16倍で負荷4倍と、大きくなればなるほど過負荷で破綻傾向となってしまうわけ。

まぁ今から地球重力が4倍になったらと想像したら、そりゃ立ってられないわという気はする。
下半身が筋肉で激太りして三角形みたいな体型になったら、話は別かもしれませんが。

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