「2001年宇宙の旅」で有名なアーサー・C・クラークが唱えた「クラークの三法則」に、以下のようなものがあります。
Any sufficiently advanced technology is indistinguishable from magic.
(十分に進歩した科学技術は魔法と区別が付かない)
これには二つの意味があると思う。
1.魔法に見えるものは高度な科学技術である可能性がある。
2.しかし、魔法≠科学である。
SF・ファンタジーを書く人にとって上記1は、まさにに強烈な一筋の光だ。
江戸時代にテレビを持っていけば町人には魔法の箱にしか見えないであろう現象が、我々と更に高度な技術という関係でも起こり得る。
はっきり言えば、多かれ少なかれ創作者はこの認識に寄りかかって生きていると言っていい。
ただし強すぎる光に目が眩み、2の方を忘れてしまうと、物語は一気に御都合主義的な色合いになってしまう。
これって意外と難しかったりするけど、できるだけ留意していきたいと考える次第であります。
2007年4月29日日曜日
2007年4月28日土曜日
2007年4月27日金曜日
46億年前への夢想
なぜ月が存在するのか、と考えたことはありませんか?
そして、なぜ地球の地軸が23.5度ほど傾いてるのか。
静止せず地球の周りを公転している理由は何か。
どうして質量が巨大な割に密度が低い?
月と地球の構成物質が似てるのはなぜか。
月表面から持ち帰った石にマグマの化学組成が含まれていた意味は?
とまぁ、月の起源説明をするには少なくとも上記を過不足なく説明できる論理が必要になってくる。
過去に、
「他人説」・・・地球の重力が通りかかった月を捕まえたんだよ
「兄弟説」・・・地球ができるついでに出来たんだよ
「分裂説」・・・ブチッと初期地球が割れた際の余り物だよ
などなど、多様な起源説が唱えられたんですが、冒頭の問いに的確な回答を出せず、軒並み玉砕。
それでも諦めずに無理矢理にでも整合性を合わせた起源説が「ジャイアント・インパクト説」です。
1.火星ほどの大きさの隕石が飛来し、どかーんと地球にぶつかる。
2.地球の表面をえぐり取ってまた宇宙に飛び出して行こうとするんだけど、地球の重力から抜け出せなくなった。
3.その際の運動エネルギーは公転の力に変わって、今みたいに地球をぐるぐる回ってる。
こんな感じ。
この説だと無理のない回答を示すことができるので、今はこの説が主流となっています。
ただしこの説にも不自然な点があって、
「そんな都合よく丁度いいタイミングで隕石が飛んでくるか?」
「飛んできたとしても、地球をぶっ壊さない角度でぶつかってくれるの?」
という、根本事象が奇跡的確率頼りな点。
まぁ我々の祖先が海で漂ってる時には既に月は存在しているわけで、「奇跡が起こったものは仕方ない」と言われればそうなんでしょうけど。(こんな思想を「人間原理」と言います)
こういう事を考え出すと、46億年前に行って実際の光景を見たくなりますね。
そして、なぜ地球の地軸が23.5度ほど傾いてるのか。
静止せず地球の周りを公転している理由は何か。
どうして質量が巨大な割に密度が低い?
月と地球の構成物質が似てるのはなぜか。
月表面から持ち帰った石にマグマの化学組成が含まれていた意味は?
とまぁ、月の起源説明をするには少なくとも上記を過不足なく説明できる論理が必要になってくる。
過去に、
「他人説」・・・地球の重力が通りかかった月を捕まえたんだよ
「兄弟説」・・・地球ができるついでに出来たんだよ
「分裂説」・・・ブチッと初期地球が割れた際の余り物だよ
などなど、多様な起源説が唱えられたんですが、冒頭の問いに的確な回答を出せず、軒並み玉砕。
それでも諦めずに無理矢理にでも整合性を合わせた起源説が「ジャイアント・インパクト説」です。
1.火星ほどの大きさの隕石が飛来し、どかーんと地球にぶつかる。
2.地球の表面をえぐり取ってまた宇宙に飛び出して行こうとするんだけど、地球の重力から抜け出せなくなった。
3.その際の運動エネルギーは公転の力に変わって、今みたいに地球をぐるぐる回ってる。
こんな感じ。
この説だと無理のない回答を示すことができるので、今はこの説が主流となっています。
ただしこの説にも不自然な点があって、
「そんな都合よく丁度いいタイミングで隕石が飛んでくるか?」
「飛んできたとしても、地球をぶっ壊さない角度でぶつかってくれるの?」
という、根本事象が奇跡的確率頼りな点。
まぁ我々の祖先が海で漂ってる時には既に月は存在しているわけで、「奇跡が起こったものは仕方ない」と言われればそうなんでしょうけど。(こんな思想を「人間原理」と言います)
こういう事を考え出すと、46億年前に行って実際の光景を見たくなりますね。
2007年4月24日火曜日
風邪を引かないコンピュータ
映画やドラマなんかで、最高機密施設やセキュリティセンターやホワイトハウスではWindowsではなくMacintoshを使ってる場面が多い。
あれは何でだろう?と思って調べてみたら、割と簡単な事だった。
現在ネット上に蔓延しているウイルスのほとんどが、Windowsでなければ動かない。つまり、
「Macintoshでは発病しようがない=相対的にセキュリティが高い」
という状態だから。特に遠隔操作系トロイの存在はMacintoshでは聞いたことがない。
WindowsでもMacintoshでも動くプログラムってのは作るのもかなり面倒なので、結果的に製作者が使用者の多いWindowsをターゲットにしてしまう。
言ってみればウイルスからも見放された立場のはずなんだけど、それを逆に強みにしてるってのは、逞しいというか何というか。
あれは何でだろう?と思って調べてみたら、割と簡単な事だった。
現在ネット上に蔓延しているウイルスのほとんどが、Windowsでなければ動かない。つまり、
「Macintoshでは発病しようがない=相対的にセキュリティが高い」
という状態だから。特に遠隔操作系トロイの存在はMacintoshでは聞いたことがない。
WindowsでもMacintoshでも動くプログラムってのは作るのもかなり面倒なので、結果的に製作者が使用者の多いWindowsをターゲットにしてしまう。
言ってみればウイルスからも見放された立場のはずなんだけど、それを逆に強みにしてるってのは、逞しいというか何というか。
2007年4月21日土曜日
光と視紅
ついでなので、引き続き眼の科学。
寝る時に電気を消すと、真っ暗で何も見えない。
でも時間が経つと少しずつ見えるようになりますよね。
こういうのを一般的に「夜目が効く」と呼ぶわけですが、その時に眼で起こってる現象を紹介。
暗所で働く細胞の事を「桿体細胞」と呼び、ここでタンパク質とビタミンAを元にロドプシンと呼ばれる物質が常時合成されている。
ロドプシンは光に超敏感に反応する物質で、あればあるほど暗所では物が見えるようになる。
ただしロドプシンは一定以上の強さの光を受けるとまた分解・還元されてしまうのだ。
つまり明るい場所ではロドプシンが作られる傍から壊されてしまっているわけ。
翻って暗所になると、強い光が存在しないのでロドプシンは分解されずどんどん蓄積されていく。
そして蓄積されて蓄積されて約1時間後に最大値になり、暗くても良く見えるになってタンスに小指をぶつけなくなるわけだ。(個人差あり)
寝る時に電気を消すと、真っ暗で何も見えない。
でも時間が経つと少しずつ見えるようになりますよね。
こういうのを一般的に「夜目が効く」と呼ぶわけですが、その時に眼で起こってる現象を紹介。
暗所で働く細胞の事を「桿体細胞」と呼び、ここでタンパク質とビタミンAを元にロドプシンと呼ばれる物質が常時合成されている。
ロドプシンは光に超敏感に反応する物質で、あればあるほど暗所では物が見えるようになる。
ただしロドプシンは一定以上の強さの光を受けるとまた分解・還元されてしまうのだ。
つまり明るい場所ではロドプシンが作られる傍から壊されてしまっているわけ。
翻って暗所になると、強い光が存在しないのでロドプシンは分解されずどんどん蓄積されていく。
そして蓄積されて蓄積されて約1時間後に最大値になり、暗くても良く見えるになってタンスに小指をぶつけなくなるわけだ。(個人差あり)
2007年4月20日金曜日
補色残像の仕組み
前日の記事、ただのモノクロ写真が綺麗なカラー写真に見えただろうか。
不思議な現象ですが、これが「補色残像」と言われる現象です。
ではなぜこのような現象が起こるのか。ちょっと説明してみたいと思う。
人の眼には脳と直結する視神経があります。これが眼に映ったデータを脳へ送るパイプです。
そこに送るデータとしては、以下のものがあります。
・像(平面・立体)
・色(三原色)
・光量
補色残像は、このうち色に関する作用に関係している。当然ですね。
色を識別できるのは網膜の中の黄斑部にある、「錐体細胞」が光を吸収し、刺激を送るからだ。
この錐体細胞は赤・緑・青に反応するものがあり、それぞれ吸収する割合を調整して様々な色を補正している。
そしてここからが補色残像の本質。
錐体細胞が光を吸収して刺激を送る際、ちょっと変な動作をしてしまうのだ。
それは、「見えた色の補色にあたる刺激も送ってしまう」というもの。
例えば赤色を見たとすると、その補色である緑色の刺激も同時に脳へ送ってしまう。
通常は実際に見えている赤色の刺激の方が強いので緑色の刺激の方に脳が気付けないのだが、見えている赤が急に視覚から消えてしまうと緑の刺激のみが脳に残り、結果として残像を生み出してしまう。
これが補色残像の仕組みだと言われています。
前日の絵は、2枚目に本来見せたい色調を想定し、1枚目にその補色にあたる色を配して補色残像によるトリックを作り出しているわけです。
まぁ補色残像が見えても生命活動に何ら支障は無いので、「刺激の同時送信」というエラーが修正されずに進化したといったところか。
人間の眼って意外とこういうファジー機能が盛り沢山だったりする。
面白いね。
不思議な現象ですが、これが「補色残像」と言われる現象です。
ではなぜこのような現象が起こるのか。ちょっと説明してみたいと思う。
人の眼には脳と直結する視神経があります。これが眼に映ったデータを脳へ送るパイプです。
そこに送るデータとしては、以下のものがあります。
・像(平面・立体)
・色(三原色)
・光量
補色残像は、このうち色に関する作用に関係している。当然ですね。
色を識別できるのは網膜の中の黄斑部にある、「錐体細胞」が光を吸収し、刺激を送るからだ。
この錐体細胞は赤・緑・青に反応するものがあり、それぞれ吸収する割合を調整して様々な色を補正している。
そしてここからが補色残像の本質。
錐体細胞が光を吸収して刺激を送る際、ちょっと変な動作をしてしまうのだ。
それは、「見えた色の補色にあたる刺激も送ってしまう」というもの。
例えば赤色を見たとすると、その補色である緑色の刺激も同時に脳へ送ってしまう。
通常は実際に見えている赤色の刺激の方が強いので緑色の刺激の方に脳が気付けないのだが、見えている赤が急に視覚から消えてしまうと緑の刺激のみが脳に残り、結果として残像を生み出してしまう。
これが補色残像の仕組みだと言われています。
前日の絵は、2枚目に本来見せたい色調を想定し、1枚目にその補色にあたる色を配して補色残像によるトリックを作り出しているわけです。
まぁ補色残像が見えても生命活動に何ら支障は無いので、「刺激の同時送信」というエラーが修正されずに進化したといったところか。
人間の眼って意外とこういうファジー機能が盛り沢山だったりする。
面白いね。
2007年4月19日木曜日
2007年4月17日火曜日
行動のセオリー
前日の記事に付随して。
割と有名な話だと思けど、ネタはアグレッシヴに拾うべし。
ブロークン・ウィンドウ・セオリーと呼ばれる概念があります。
直訳すると「割られた窓の理論」なんだけど、どういう事かというと
「十枚の窓ガラスがあって、一枚を割れたままにしておくと、そのうち全てのガラスが割られる」
というもの。
ほんの少しの秩序の乱れが、全体に影響を及ぼすという事象を表している。
これの説明で、ニューヨークの治安維持が実例で出されたりします。
「治安が悪かったニューヨークの街を良くしたのは、割れた窓の修繕からだった」という感じでしょうか。
人間って自分が第一人者になるのは躊躇うけど、前例があれば余裕かつ加速度的に何でもやっちゃうからね。
この概念は色々な捕らえ方があると思うけど、個人的には「最初のステップを潰す」という手法は人間心理を考えると正しいと思う。
「全員で社会環境を良くしましょう」なんて世迷言を啓蒙するよりも、こういう風に人間心理を逆手に取った手段の方が現代社会では良いのかもしれないね。
割と有名な話だと思けど、ネタはアグレッシヴに拾うべし。
ブロークン・ウィンドウ・セオリーと呼ばれる概念があります。
直訳すると「割られた窓の理論」なんだけど、どういう事かというと
「十枚の窓ガラスがあって、一枚を割れたままにしておくと、そのうち全てのガラスが割られる」
というもの。
ほんの少しの秩序の乱れが、全体に影響を及ぼすという事象を表している。
これの説明で、ニューヨークの治安維持が実例で出されたりします。
「治安が悪かったニューヨークの街を良くしたのは、割れた窓の修繕からだった」という感じでしょうか。
人間って自分が第一人者になるのは躊躇うけど、前例があれば余裕かつ加速度的に何でもやっちゃうからね。
この概念は色々な捕らえ方があると思うけど、個人的には「最初のステップを潰す」という手法は人間心理を考えると正しいと思う。
「全員で社会環境を良くしましょう」なんて世迷言を啓蒙するよりも、こういう風に人間心理を逆手に取った手段の方が現代社会では良いのかもしれないね。
2007年4月16日月曜日
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